美容師が作る「マット」「グリーン」カラーカタログ
マットというカラーが何色かをご存知でしょうか?
マットという色は多くの人が「緑」というようなイメージを持たれていて、あまり良い印象はない感じの色ではないようです。
しかし、実はマットいうヘアカラーのキレイさに、気づいていない人が多いと思いカラーカタログをつくりました。
そこで、当記事ではマットカラーばかりを集めたカラーカタログをつくりました。
「マット」というヘアカラー
マットという色について知っていきましょう。実はマットという色はさまざまなところで多用する便利なヘアカラーなのです。
マットとは「ツヤなし」というような意味がありますが、ヘアカラーでいうならばグリーン系の色素の事をマットと言い、カラーバリエーションの1種のことです。
美容室にはカラーチャートやヘアカタログという色見本のようなものがあるので、ビジュアルで確認してオーダー出来るので、そちらを参考にすると良いですね。
マットという色は、多くのメーカーのマットは緑の表記になっています。
「緑」って聞くと、多くの女性は、
と、一瞬戸惑ってしまいがちですが、実はさまざまなところでマットは活躍してくれます。
- シンプルにマットの色がキレイ
- 赤みの強い髪を調整
- アッシュとの組合せ
- 強い彩度で色を調整
さまざまなところで使えるのがマットという色なのです。
そして、シンプルにマットという色はキレイなので、マットばかりのヘアカラーを集めました。
実はマットは「緑」ではない
実は、緑という表記でありません。
緑は正しく総称するとしたら「グリーン」となります、マットの意味は「ツヤのない」や「凹凸のない」などの意味になります。
マットの質感などは手触りが良くなり、ツヤはないもののさわり心地が良い色ということになります。
しかし、グリーンと総称してしまうと、多くの人が緑を連想してしまい受け付けにくくなってしまうために、マットという総称のメーカーが多いのです。
目次に戻るマットカラーと「カラーレベルの関係性」
次に、マットカラーの関係性について知っていきましょう。横に数字があるように、低い数字が暗い色で、数字が高くなると明るくなるので、色の明暗をレベル数式で表すことです。
カラーレベルとは、「髪の明るさ」のことを表す単位のことです。
例えば、長さを表すのに「m(メートル)」や重さを表すのに「kg(キログラム)」という単位があるように、ヘアカラーの明るさを知るために必要な単位には「レベル」が用いられるのです。
髪の明るさは、1〜20レベルまであり、このレベルの状態により色の染まり具合は変わってきます。
カラーレベル(明るさ) | 種類 |
---|---|
2〜4 | 「黒髪」 |
4〜7 | 「地毛」 |
8〜11 | 「茶髪」 |
12〜20 | 「金髪〜白髪」 |
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基本的には明るければ、明るいほど透明感になり、暗ければ暗いほどに深みになるのがヘアカラーの特徴です。
目次に戻るマット・グリーンカラー「カタログ10選」
マットカラーばかり 集めたマットカラーカタログを話します。この中で、あなたに合いそうなヘアカラーを見つけてくださいね。
さまざまな状態や、薬剤を使用してつくったマットカラーです。
- マットを使用したからといって、緑になるわけではない。
- もちろん事前状態の、見極めが必要になる。
- 一番おすすめになるのはアッシュが物足りないという人
アッシュを入れても中々アッシュにならないという方は、髪質に赤みが多く含まれている方が大半です。
それでは順番に見ていってくださいね。
マットカラー 7レベル
ショートヘアならではの素材の美しさがでてくれています。ショートヘアのフォレストカラー。シンプルに単品で使用していますが、透明感もでてくれているので動きのつけたい人にはおすすめのヘアカラーです。
暗めですが、彩度の高めのマットカラーです。そして暗めのマットカラーはツヤ感は半端ないのでカッコ可愛いくなります。
マットカラー「8レベル」
シンプルなワンレンボブのマットカラー。マットな質感のヘアカラーはクールな雰囲気を簡単につくってくれます。
今回は、ロブからボブにバッサリとカットさせていただき(10cm〜15cmほど)、マット系カラーで染めさせていただきました。
光の当て方によってはさまざまな色の見え方になります、それだけでなくマットな質感にもなるマットカラーはついつい触りたくなるようなヘアカラーです。
グリーンというと、一般の人はあまりいいイメージをもっていないのですが、染める前の髪の色をしっかりと見極めることがとてもキレイなヘアカラーになります。
マットカラー「9レベル」
セミロングのマットカラースタイル。動きのあるヘアスタイルとも組合せも抜群です。
とても素敵なカラーになります。女性でもマットカラーはとても似合う色として人気なヘアカラーなのです。
マットカラー「10レベル」
ロングヘアのマットカラーです。アッシュ同様に人気が出てきているのがマットカラーなのです。
ちょっと退色してしまいムラのある髪の素材を、活かしてナチュラルなグラーデーションをつくることもできるのです。
かなりクオイティ高い仕上がりになりました。巻き髪にでも合わせることができるので、ロングのヘアにもおすすめです。
マットカラー「11レベル」
ミディアムレイヤースタイルにマットカラーを合わせてみました。
アッシュと組み合わせたマットアッシュカラー。
かなりエッジの効いたカラースタイルになりました。深みのある髪色にでアンニュイ感につくれます。
空気感やエアリー感をつくるのにもぴったりなのがマットカラーです、質感もいい感じになるので、動きをだしたいときなんかは超おすすめです。
マットカラー「12レベル
ロングにヘアで、髪質的に赤みが強く発色がしづらい人です。そんな人にはマットカラーがおすすめです。
アッシュで満足できないという人にはマットカラーで、くすみ感のある髪色をつくることができます。「アッシュが入らない!」そんな人にはマットカラー一択!!
ブリーチカラーのマットベージュ。ブリーチしたあとに明るめのマットとベージュを入れたロングヘア。明るい髪色もブリーチカラーだといやらしくなく美しい髪色にすることができます。
マットカラー「12レベル」
ロングヘアのマットカラーです。髪の明るさを上げると透明感のあるマットカラーにすることができます。
「透明感」と「抜け感」がとても素敵です。マットカラーでもこういうカラーがつくれます。おしゃれな髪色にすることができます。
マットカラー「12レベル」
縮毛矯正毛をして寒色系が入りにくい髪質には、マットカラーを入れることでナチュラルでキレイな髪色になります。
ツヤツヤな感じのクリア感はありませんが、マットな質感のツヤ感がポイントの1つです。透明感のあるマットは人気のヘアカラーです。
ショートスタイルのマットカラー。70歳の白髪率80%カラー履歴無しの女性に、オシャレ染めのヘアカラーをガッツリと使ってみました。オーダーがかなり高彩度のマットだったのですが、こういう使い方もおすすめです。
目次に戻るあとがき
マットカラーカタログはいかがでしたか?
マットという色にはたくさんの可能性があり、思っている以上にキレイなヘアカラーなんですよ。
アッシュに似ている上で、アッシュには出せない色がマットには出せるのです。
- マットを使用したからといって、緑になるわけではない
- もちろん事前状態の、見極めが必要になる
- 一番おすすめになるのはアッシュが物足りないという人
こんな人たちにはマットはおすすめです。
とくに…
「アッシュ入れても、中々アッシュ色になってくれない…」
と、諦めていた人は諦めないでください。
実は、アッシュが入りづらい髪質というのがあって、そういう人には、マットを入れることでアッシュ感をつくることが十分に可能なのです。
さらに、アッシュとの組合せによって質感をマットよりによせて手触りや見た感じをよくすることでも、マットの真価が発揮されます。
ヘアカラーはとても奥の深いものなので、マットやアッシュなどあなたに似合うさまざまなヘアカラーがあります。
そんな感じで以上です。
ヘアカラーをする際のサポートになれば幸いです。