カラーの塗り方の違い!それぞれの違いと必要性
きしです。
前回の記事では、サロンカラーと市販カラーの比較についてまとめましたが、そんなサロンカラーのテクニックの1つに塗り方の違いがあります。
髪質や状態、染めたい色に合わせて変えたりするテクニックですが、お客さまからこんな質問がありました。
そもそもヘアカラーとは、「髪の状態+薬剤+方法(塗り方)=ヘアカラー」となります。今回テーマにしている塗り方とは方法にあたります。
それほど塗り方というのは重要なポジションになっています。
しかし、髪質やヘアカラーの仕上がりによってヘアカラーにはさまざまな塗り方があります。
なぜ、ヘアカラーにはさまざまな塗り方があるのでしょうか?
当記事では、ヘアカラーのさまざまな塗り方についてを、分かりやすくお話します。
ヘアカラーの塗り方が違う理由について
へアカラーの塗り方についてお話します。
ヘアカラーが違うのにはきちんと理由があるのです。
ヘアカラーにはさまざまな塗り方があります。
塗り方にもいくつかのポイントがあることを理解しましょう。
カラーの主な塗り方一覧
- 染めていない根元の暗いポイントから塗る
- 染めていた毛先の明るいポイントから塗る
- 頭頂部から塗る
- 頭の下部から塗る
- 根元をたっぷりと塗る
- 根本を薄く塗る
- 顔周りから塗る
このようにさまざまな塗り方があります。
サロンカラーならではの技術の塗り方を知りましょう。
キレイに染めるために塗り方を変えなければいけない
これはそもそも論ですが、初めてヘアカラーをされる人でさえ、髪色が違うことがあります。そんな髪を塗り方を変えずに染めてしまうと当然ですが、ムラにもなれば、髪への負担にもなります。
たくさんの髪と色をキレイに染めるためには、それに合わせた塗り方が必要になります。
では、どのようなケースがあって塗り方を変えるのでしょうか?
「白髪染め」or「おしゃれ染め」
白髪というのは、通常の毛髪に比べてメラニン色素が少なくとても硬い毛髪になっています。
そのため通常の塗り方では白髪が染まりにくくなっているのです。
- 頭頂部から塗布する
- 根本にたっぷりと塗布する
- 染めていない根元の暗いポイントから塗る
- 顔周りから塗る
- 染めていない根元の暗いポイントから塗る
- 頭の下部から塗る
- 根本を薄く塗る
さまざまなケースがあるのでまとめにくいですが、セオリーとしてはこのような感じです。
メラニン色素がない髪を染める白髪染めと、メラニン色素を分解して染めるおしゃれ染めでは、ほとんどが逆ということになります。
「暗くする」or「明るくする」
暗くするか明るくするかによっても、塗り方が違う事もあります。
そしてどのくらい暗くするかや、どのくらい明るくするかによっても変わります。
色の幅によって大きく変わるからです。
- 染めていた毛先の明るいポイントから塗る
- 頭の下部から塗る
- 根本を薄く塗る
- 染めていない根元の暗いポイントから塗る
- 頭の下部から塗る
- 根本を薄く塗る
ここでは大きく違うことは、あまりありません。
根本から塗るのか、毛先から塗るぐらいの違いになります。
「1人施術」or「2人施術」
1人で塗る時と2人で塗る時でも内容が変わります。
「2人施術」でのメリットは、早く塗る事により、塗りムラをなくす事にあります。
それによっても塗り方が変わるケースもあります。
- 染めていない根元の暗いポイントから塗る
- 頭の下部から塗る
- 根本を薄く塗る
- 染めていない根元の暗いポイントから塗る
- 頭頂部から塗る
- 根本を薄く塗る
ここでも大きな違いはありませんが、2人塗りではメリットが早く塗ることができるということなので、とにかく早く塗れる方法が優先させることが多いので、統一させる場合もあるし、バラバラの場合もあります。
左右塗り方も違うし、利き手によっても違うために、塗り方が違うように感じることもあります。
これは性格も関係してくると思います。
美容室によって違う
美容室や美容師によって違います。
得意か不得意か、好きか嫌いかで決めている人もいてるくらいです。
- 染めていない根元の暗いポイントから塗る
- 染めていた毛先の明るいポイントから塗る
- 頭頂部から塗る
- 頭の下部から塗る
- 根元をたっぷりと塗る
- 根本を薄く塗る
- 顔周りから塗る
これによっては人によってなので、セオリーはありません。
塗る人自体がセオリーですから。
目次に戻るまとめ
へアカラーの塗り方が違う理由についてまとめてみました。
さまざまなヘアカラーをするためには、さまざまな塗り方が重要になるのです。
- 白髪染めorおしゃれ染め
- 暗くするor明るくする
- 1人施術or2人施術
- 美容室や美容師によっても違う
これだけでなく、白髪染めの暗くする・明るくするや、おしゃれ染めの暗くする・明るくするによっても変わります。
さらにそこに髪質やしたい髪色によっても変わります。
つまり、さまざまなセオリーがあって髪質やヘアカラーによって、塗り方は組み合わせるということです。
ヘアカラーも正しい方法によっていくらでもキレイな髪色を再現することができます。
キレイなヘアカラーをつくるためには、薬剤だけでなく技術も重要なポジションになるのです。
ご参考になれば幸いです。