メラニン色素!髪色の特徴とヘアカラーの関係性
きしです。
前回の記事では、カラーの放置時間についてお伝えしました。放置時間というものは長く置くのも短くのおくのも、それぞれに一長一短あり、目的(髪色)に合わせて変える必要があります。気になる人はぜひ読んでみてください。
次に大事になるのが、髪本来の色となる「メラニン色素」です。
髪色を構成するメラニン色素の解説
髪や肌の色にとって重要となる「メラニン」ってご存知でしょうか?
日焼けをする原因は、メラニンの増殖によるもので、メラニンはあまりいいイメージを持っていない人が多いですが、髪にはメラニン色素があるからこそ黒い髪なのです。
実は、肌にはよくないメラニン色素も髪にはとても必要で重要な物質です。
当記事では、髪や髪色(ヘアカラー)にとっての「メラニン色素」の重要性について、お話します。
髪にとっての「メラニン色素」とは?
髪にとってのメラニン色素についてお話します。
肌にとってのメラニン色素は良くはありませんが、髪にとっては必要なものとなります。
肌の色や、目の瞳の色をつくるのが「メラニン」です。
そして髪の色素でもあるメラニン色素。
色でもあるメラニン色素、メラニン色素が濃ければ黒髪で少なくなることで茶髪〜金髪になり、白髪とはメラニン色素が全くない状態のことを指します。
- メラニン色素のある髪=「黒髪」
- メラニン色素の薄い髪=「金髪」
- メラニン色素のない髪=「白髪」
つまり、ヘアカラーで明るくする場合では、このメラニン色素を分解して明るくしていく仕様となっています。
髪色には三大原色というものがあり、「赤」「 青」「黄」の3つがが重なって黒という色素になります。 そしてメラニン色素として、髪色として成り立っています。
三大原色の赤みが日本人の場合とても濃くなっています、
レベルが低ければ低いほど赤みが濃く、レベルが高ければ赤みが薄くなっていくのです。
メラニン色素には、ユーメラニン(黒褐色系メラニン・真性メラニン)とフェオメラニン(黄〜赤褐色・亜メラニン)の2種類があります。
日本人は「フェオメラニン」が多い傾向にあり、欧米人は「ユーメラニン」が多い傾向にあります。
これが、外国人風カラーを日本人が好む理由にあるのです。
日本人はフェオメラニンが強く、欧米人のような透明感のあるヘアカラーがになりにくいのです。結果としてブリーチカラーなどが人気になっているのです。
髪のメラニン色素は、コルテックス領域に存在し、髪の色はこれらメラニン色素の量や大きさ組み合わせなどで決まります。
なぜメラニン色素が作られるのか?
「どうして、メラニン色素がつくられるのか?」それは、紫外線を浴びると、メラノサイト(メラニン形成細胞)という色素細胞が細胞を守ろうとする働きによって作り出されます。
表面にある表皮の下にある真皮の中にメラノサイトがあり、このメラノサイトが紫外線の刺激を察知するとメラニン色素をつくります。
紫外線が頭皮や肌にあたると、 情報伝達物質(活性酸素、MSH(メラノサイト刺激ホルモン)、エンドセリンなど)が発生します。
その結果にメラノサイトがメラニン色素を生成します。
つまり、紫外線による攻撃によって髪を黒くする成分をつくりだしてくれるということです。
白髪の原因はメラニン色素の消失
- 脱色剤で分解
- 加齢による生成機能の低下
①はヘアカラーをする場合ですが、②の場合は白髪になる時です。
加齢によるメラニン色素の、生成機能の低下は普段の生活水準を上げることが重要となります。髪の色の重要なポジションになるのが、メラニン色素ということになります。
目次に戻るあとがき
髪にとってメラニン色素はとても重要なのです。
髪だけでなくカラダのことも考える必要があるのでバランスが大事になりますよ。
- メラニン色素は髪にとっては良いもの
- メラニン色素が濃いものほど黒
- メラニン色素が薄いものほど金髪
- 白髪の原因はメラニン色素の欠失
人の髪の色は、人種によって大きく異なりますが、同じ人種であっても個人差があります。その要因に「メラニン色素」があるのです。
メラニン色素というと、シミを作り出す悪者としてとらえられがちですが、実際はカラダを紫外線から守る大切な働きをしてくれています。
もしメラニン色素がなければ、皮膚の奥深くまで紫外線が入り込み、ちょっと紫外線を浴びただけで、水ぶくれや炎症を起こすことになるのです。
日焼けや、肌のシミを増やしてしまうのも確かですが、メラニン色素はわたしたちのカラダを守る大切な防衛物質という役割もあるのです。
メラニン色素の働きを活用し、バランスよくするのが1番なのです
そんな感じで以上です。