髪の湿気対策!梅雨によるヘアケア方法まとめ
- 湿気で髪が広がってします
- 梅雨時期でくせ毛がうねる
こういった悩みに対して全力でお答えします。
美容師が教える梅雨&湿気対策におすすめの方法
年に1度の嫌な時期の「梅雨」。
雨が多くなるに伴って、湿気率も高くなることで、髪がまとまらない原因です。
雨による湿気のせいで、「ヘアスタイルが決まらない」「まとまらない」と言った髪の悩みが増えることから、湿気があるからと「ストレートパーマ」や「縮毛矯正」というメニューが増えます。
しかし、その他にも気をつけてほしい大切なことがあります。
当記事では、梅雨や・湿気で髪がまとまらない原因と湿気対策のおすすめヘアケア方法について丁寧に分かりやすくお話しますのでご覧ください。
「湿気(梅雨)」について
まずは、湿気や梅雨の特徴や、髪がまとまらない原因についてお話します。
女性にとって天敵になるのが「湿気」による髪の変化です!それはまさにくせ毛にも関係します。
湿気とは水蒸気が気体の状態にあることです。
「湿気が多い(湿度が高い)」や、逆に「乾燥している」といった体感ぐらいには感じることができるはず、何となく水蒸気を身近な存在にあります。
しかし、水蒸気は無色透明・無味無臭なために、たとえ視力の良い人でも目で見ることはできません。
あくまでも環境の1つになので、どうしてもこちら側が合わせる必要があります。
例えば、湿気が多いと湿度が高くくせ毛が悪化しやすい、乾燥していると保湿しないといけない、などとさまざまなケアが必要となります。
「梅雨」について
梅雨とは、梅が実る5月から7月中旬にわたって日本に生ずる雨期のことを言います。
「梅」の「雨」と書いて「梅雨(つゆ)」または「ばいう」とも呼ばれています。
梅雨は、5月から7月の間の特に雨や曇りの日が多い雨季の1種で、日本の他、中国や韓国、台湾など東アジア地域に見られる気象現象になり、上記にある湿気や湿度が一年でも高い時期になります。
とくにくせ毛で悩む人のヘアケアや、縮毛矯正のポイントになっていることが多いです。
梅雨のシーズンが始まる事を梅雨入りと呼び、また梅雨の終わりを「梅雨明け」と呼んでいます。
湿気が多いと、なぜ髪がまとまらないの?
梅雨時期は髪がまとまらず、やりにくくなってしまいます。この原因には梅雨による髪の水分バランスが乱れることにあります。
とくにくせ毛の人は要注意です!
湿気による髪の悩みは、髪の水分バランスが大きく崩れスタイル崩れがおきやすくなります。
つまり、くせ毛の悪化です。
梅雨時期のまとまらない原因は、湿気による髪(くせ毛)の水分バランスの変化がポイントです。
一言で「くせ毛」と言っても種類はさまざまで、どんなくせ毛なのかをまず知ることが必要になります。
どのようなくせ毛で、どのような形状で、どのような動きがあるのかを知ることにより改善や対策は変わります。
種類 | 特徴 |
---|---|
波状毛 | 髪自体に波打つようなウェーブがかかっているというのが特徴のくせ毛です。 |
縮毛 | 髪が細かくチリチリと縮れたようになっているくせ毛です。 |
捻転毛 | 髪がらせん状に「ねじれている」のが特徴のくせ毛です。 |
連球毛 | 1本の髪の中に、細い部分、太い部分があり、髪の表面が凸凹なのが特徴のくせ毛です。 |
髪の水分量に「変化」がおきる
梅雨時期は湿度が高くなるというのは体感としてもわかるとは思いますが、どのくらい高いと思いますか?
実は、梅雨前の5月の湿度は平均60%に対して、梅雨時期である6月〜7月では湿度の平均が75%まで上がっているという数値になっています。つまり、髪の水分量も変化します。
お風呂上がりの髪の水分量は30%〜、乾いた髪は5%程度になっていますが、湿気によって水分量が5%以上が上昇してしまうために、常に濡れてる状態は言い過ぎですが、確実に水分量が高い状態になってしまいます。
湿気が高いと髪にはどのような変化がでるのか?
くせ毛あるあるですが、濡れているとくせ毛が膨張してしまいます。いくらブローやスタイリングでキレイにしても時間が経過することによってくせ毛に悩まされてしまうのです。
例えば…
- 髪が広がる
- 髪がうねる
- 髪がはねる
- 髪がまとまらない
この髪の症状が普段よりもひどくなります。
髪というのは、通常5%〜15%の水分があります。
そして、シャンプー時には30%まで上昇します。つまり、湿度が高いと、髪の水分量は10%〜25%程度が変化し、不安定な状態になります
湿気が高いと髪へ水分が吸い込まれて、髪が膨張してまっすぐな状態を保てなくなります。
ブローで髪をまっすぐにしても水分量が変化してしまい、まとまりが悪くなったり、スタイリングした後でもペタっとボリュームダウンしたりという症状になります。
- 湿気によって髪の水分量が不安定
- 水分バランスが崩れてくせ毛がひどくなる
- 時間が経つことで髪の水分量が変化する
なぜ「ヘアケア」が必要?
まずは、なぜ「湿気対策にヘアケアが必要なのか」ということについてお話していきます。
上記でもまとめているように、湿気の上昇による髪内部の水分が高くなることによってくせ毛の悪化が対策の一番のポイントです。
髪内部には「水分が吸着しやすい場所」と「水分が吸着しづらい場所」の二通りにあるため、水分の量によってくせ毛のように動いてしまいます。
加えて、梅雨時期の湿気が多くなることによって、髪の水分量が上昇してしまうことで、くせ毛が悪化してしまいます。
それをヘアケアによって緩和させることが目的となります。
- 髪内部の水分調整
- ダメージ予防
- スタイリングがしやすい土台作り
ヘアケアには、湿気対策において絶大なる効果が期待できます。
髪内部の水分調整
くせ毛は、毛髪内部になる「コルテックス領域」の水分バランスが乱れているために起こるのが原因です。
つまり、梅雨時期や湿度の高い日ではくせ毛が悪化しやすくなっています。
水分が多い部分や少ない部分、もしくは定着しやすい部分と流出しやすい部分、これらがあるために髪がまっすぐならずに動いてしまう原因になっています。
そのため、ヘアケアの効果によって水分バランスの調整をしてあげることが目的となります。
さらにヘアケアによって、ダメージ補修&予防と効果も期待できるため、しない理由がありません。
実は「ヘアダメージ予備軍」
髪というのは不滅細胞となっているため、ダメージから回復するということはありません。そのためダメージをさせないということが重要になります。
髪は不滅細胞といって、ダメージが回復するなどといったことはなく、シャンプーやトリートメントなどのアイテムで予防することが、とても大事になります。
上でもお話したように、水分バランスが乱れている、つまり少ない部分ではダメージを受けやすい状態とも言えます。そのため、普通の髪質の方よりもヘアダメージを受けやすく、カラーやパーマ、縮毛矯正のダメージも受けやすいということです。
トリートメントはもちろん、シャンプーによるヘアケアは必須となります。
目次に戻るおすすめの梅雨&湿気対策
梅雨の対策としてはいくつかあります。
ぼくは梅雨の対策としては3つご紹介させていただきます。
- 縮毛矯正をする
- ヘアケアをする
- アレンジをする
対策①「縮毛矯正・ストレートパーマ」
手っ取り早く解決するならば縮毛矯正ではないでしょうか?
つゆの悩みというのは結局のところは湿度の高さからのくせ毛なのですから、くせ自体を矯正すると悩みは解決します。
ただデメリットも存在します、それは「ナチュラル感に欠ける」「ダメージになる」ということです。
- 全体にしっかりと矯正
- 全体にゆるく矯正
- 部分的に矯正
- 前髪だけ矯正
こんな感じがおすすめです。
矯正はコストと梅雨後のスタイル変更が大変ですが、とても楽チンになりますよ。
梅雨の湿気対策にする縮毛矯正で注意するポイントは、長くなるので後でお話します。
梅雨の湿気対策②「ヘアケア」
なぜヘアケアかと言うと、くせ毛とは髪のたんぱく質の水分量の違いと髪の形(毛穴)によって引き起こされます。
そこでたんぱく質の水分量のバランスをヘアケアで補うことで梅雨対策ができるというわけです。
サロントリートメントをする
これは、髪に栄養を与えるものになります。
髪の状態によって栄養成分を変えますが、くせをのバランスを整えるものにすると効果的です。ぼくはオージュアを提案しています。
髪の状態によりさまざまなケアをします。
シャンプー&トリートメントを変える
梅雨期間だけでも、毎日のシャンプートリートメントを変えてあげることで、ブローやスタイリングが格段に変わります。
とても効果的です。
ラサーナ プレミオール
シリコンシャンプー
使いやすさ: ★★★★★
使用感 : ★★★★☆
コスパ : ★★★★★
一言でいうと
まずオススメするならこの一品!
このプレミオールは水を一切加えずに美髪成分のみで構成しているシャンプー&トリートメントです、 髪の水分不足を改善しくせ毛・ダメージ毛を軽減する事が出来ます。
「髪や地肌をいつまでも美しくしていたい」そういう人におすすめのシャンプーです。
実際の使用感
このサイズをたった2000円で、しかもシャンプー+トリートメント+洗い流さないトリートメントの21日間分が試せるので、まだプレミオールをまだ使ったことのない人はこれだけでも使う価値あります!これが正直、破格すぎます!
私の髪はとにかくまとまりにくいのが悩みですが、プレミオールは使い心地から仕上がりまでとても良いシャンプーなんです!
エヌドット シアオイル
ヘアオイル
使いやすさ: ★★★☆☆
使用感 : ★★★✮☆
コスパ : ★★✮✮☆
一言でいうと
超濃厚なヘアオイル!
超高圧処理による、一層なめらかな髪にしてくれる浸透力の高いヘアオイル。
繊細なニュアンスを思い通りにつくれるスタイリングブランド「エヌドット」から、待望のアウトバストリートメントが誕生、ヘアオイルとしてもトリートメントとしても効果は高いアイテムです。
実際の使用感
実際に使ってみた感じでは使用感も高くバランスも良いトリートメントでした。
シアバターや、マルラオイルなど他のトリートメントと比較すると希少なオイル成分が充実しているので、ヘアオイル(ヘアミルク)ではトップクラスの使い心地と仕上がりの良さが実感できるアイテムです。
とはいえ、厳選されすぎてそのほかの成分が少なくて、トリートメントよりもヘアオイルが強い印象。
ヘアオイルとしての使い勝手は良いため、くせ毛やまとまりを重視する方にはかなりおすすめ、後は枝毛やアホ毛が気になる方にも。
つまり、このアイテムはダメージを気にする方よりも、スタイリングが上手くいかなくて悩んでいる方に最もおすすめできるトリートメントということです。
梅雨の湿気対策③「ヘアアレンジ」
女子にとって魅力的なヘアアレンジ。
どれだけ寝ぐせがついていても、くせ毛がひどくても、編み込みを使ったアレンジをするだけで一気におしゃれ女子になります。
そんな時に、三つ編み・編み込みアレンジができれば、髪をスタイリングしながら簡単に女子力を上げることができつつ、簡単にまとまるヘアスタイルにすることができます。
慣れない内は、前髪やサイド、ハーフアップから始めやすくて、慣れてくると複雑な編み込みアレンジにもチャレンジしやすくなります!
時間のない時にはサクッとアレンジしてかわいくしてあげましょう。
おすすめヘアアレンジ① | くるりんぱ
「くるりんぱ」は、いまやヘアアレンジに欠かせないものになっています。
凝っているように見えるけど、簡単にできてしまうヘアアレンジがくるりんぱなのです。
- くるりんぱにしたい部分をゴムで結びます
- 結んだ部分の少し上を2つに分けます
- 結んだ毛先を分けた部分に下から、くるんとひっくり返して入れ込みます
- 結んだゴムの根本付近を引っ張って調整します
- 上の部分やくるんってひっくり返した部分を引っ張って調整します
手早く簡単にできるので、さまざまなヘアアレンジが楽しめるのが特徴です。
おすすめヘアアレンジ | 三つ編み・編み込み
湿度が高くても、編み込んでしまえば簡単にまとめることができます。
難しいと思われがちな三つ編みや編み込みですが、ポイントを掴んでおけばキレイな三つ編みや編込みをつくることができます。
まずは、表編・裏編・編み込みのやり方から覚えて、ゆっくりやっていきましょう。
- 毛束を3つに分ける
- 端の髪を下に交差させて入れ込む
- 反対の端の髪を下に交差させて入れ込む
- 繰り返す
- 毛束を3つに分ける
- 端の髪を「上」に交差させてかぶせる
- 反対の端の髪を「上」に交差させてかぶせる
- 繰り返す
- 編み込み出す毛束を3つ分けます
- 下に交差させて入れ込むように編みます
- 2回編んだら、編み込む髪をすくって交差させて編み込む
- 髪をすくいながら交差させて編み込んでいく
- 繰り返す
- すくえる髪がなくなったら三つ編みして完成
編み込みを応用したヘアアレンジのやり方はとてもシンプルで慣れると簡単になります。
おすすめヘアアレンジ | お団子
ミディアムより少しの長さがあれば簡単に作れちゃうのが、お団子アレンジで、簡単にまとめるので便利なヘアアレンジです。
ちょっとカッコイイ目のヘアスタイルも、ゆるっとナチュラルだけどちょっぴり活発的な雰囲気を簡単に演出することができます。
- 後ろの髪をポニーテール
- 残っている髪をねじりながらお団子に集める
- サイドの髪をねじってピンで固定
- 反対側も同じように固定
高めの位置でお団子を作るときには、トップとサイドとバックの3つくるあいに分けると作る時に崩れにくく、キレイなお団子がつくりやすくなります。
梅雨時期の「縮毛矯正」で気をつけるべきこと
梅雨の湿気対策でする縮毛矯正ではいくつかのポイントがあります。
梅雨で髪がまとまらない時には、ただ矯正をすれば良いわけではありません!
「ストレートパーマ/縮毛矯正」とは、梅雨対策にはピッタリのメニューであると同時にもとても素晴らしいメニューです。
梅雨の髪がまとまらないという悩みを、なんなく解決してくれるのですから。
実際に「梅雨時期に対策と言えば?」と聞くと、ほとんどの方がストレートパーマor縮毛矯正と答えるでしょう。
しかし、梅雨時期の対策として縮毛矯正をする場合には、いくつかの注意点があるのです。
半年後にはスタイル崩れがおきてしまう
縮毛矯正をかけたあとは、ほぼとれることはありません。
縮毛矯正のかけた半年後は、もともと素材にあるくせ毛と半年前にかけた縮毛矯正との共存したスタイリングをしなければいけません。
伸びてきたところはくせ毛だし、途中からはストレートだからとてもやりづらい髪になってしまいます。
これが最も悩むポイントになります。
梅雨時期のストレートパーマ・縮毛矯正での対策ポイント
縮毛矯正で気をつけるべきポイントについては2つあります。
縮毛矯正をかける前には必ず見てください!
- 縮毛矯正をかけ続ける
- 縮毛矯正をゆるめにかけておく
「え、たったそれだけ?」
って思うかもしれませんが、たったこれだけです!
とても重要なポイントになります。
分かりやすくお話します。
縮毛矯正をかけ続ける
これはシンプルに根元のくせ毛のところに新しく施術しなおすことです。
縮毛矯正をかけ続けることで、スタイルキープもされますし、梅雨時期でのやりにくさというものはあまり感じません。
しかし、デメリットも存在します。
- スタイルチェンジがしにくい
- 定期的にかける必要があるので時間がかかる
- コストがかかる
定期的に縮毛矯正をされている方であれば、なんら問題はありませんが、梅雨時期の湿気対策のみの縮毛矯正ならば、デメリットがあることも知りましょう。
縮毛矯正をゆるめにかける
- 還元剤の調整をして軟化度合を弱めにする
- アイロン操作を調整してゆるめにする
縮毛矯正は、まず還元剤の還元力を用いて髪を矯正します。
これを美容師用語では軟化させるといいます。文字通り髪を軟らかくさせるようなイメージです。
この軟化の度合いをコントロールしてから縮毛矯正をすることが可能です。
軟化度合いを弱くすることで、矯正のかかり具合は弱くなるものの、ダメージレス、スタイルチェンジのし易さ、施術時間の効率に繋がります。
ストレートアイロンの温度は一番の温度が高い状態で180℃です。これらの温度を低く設定してアイロンをすることで、仕上がりの調整をすることも可能です。
わざとアイロンの強さを弱めにすることでも矯正をかけきらないということで調節もできます。
ぼくは、このゆるめにかける縮毛矯正というのが梅雨時期にかける対策に最も適していると考えているのです!
あとがき
これは美容師によって変わるかもしれませんが、ぼくの梅雨の湿気対策でした。
梅雨時期はくせ毛のうねりや広がりがよりやりづらくなってしまうので、髪のケアをしっかりとしてあげることが大切になります!
梅雨時期の湿気対策についてまとめてみました。
- 縮毛矯正をする
- ヘアケア(トリートメント)をする
- アレンジをする
とくに、シャンプーなどのホームケアは毎日するものなので、梅雨時期のくせ毛に重要なポイントになるので、シャンプーは自分にあったものを選択しましょう!
さらに、自分の髪の長さや、くせの具合、ヘアスタイルなどによっても解決方法は変わります。
色々とためしてみて、自分にあったライフスタイルを見つけてください。