ドライヤーの前?後?洗い流さないトリートメントとの組み合せ方
きしです。
「1から学ぶ美髪つくりの方法(洗い流さないトリートメント編)」の9回目の記事になります。
前回の記事では、インバスとアウトバスの特徴と選び方をお伝えしました。
キレイなスタイルをする上で、ドライヤーというのはもはや必須アイテムと言っても過言ではありません。
実際に乾かす目的で使用している人も多いですが、それ以上に熱を髪に与える恩恵は大きいものです。
加えて、アウトバスでもある洗い流さないトリートメントを最大限発揮するためには、ドライヤーとの組合せが必要不可欠です。
とはいえドライヤーを使用する前にはデメリットもあります。
ドライヤーをした方がいいの?ドライヤーを使うと髪が傷むって聞いたんだけど…
実際にこういった疑問もいただきました、ということでこちらも踏まえてまとめてみました。
- トリートメントとドライヤーの組合せ
- トリートメントは先?後?使い方の解説
- ドライヤーの効果的な使い方
実は、ドライヤーのダメージは洗い流さないトリートメントと組み合わせることによって、ダメージを予防できるだけでなく、スタイルとしてのクオリティも上がるためまさに一石二鳥です。
でも、そういうケア情報を知らないという人のために当記事では、洗い流さないトリートメントとドライヤーの組合せと、使い方について分かりやすくお話します。
トリートメントはドライヤーの前?後?
洗い流さないトリートメントとドライヤーとの組合せは、髪にとっても良いものです。
わたしも乾かす前にはアウトバスは絶対につけるようにしています。
洗い流さないトリートメントとドライヤーは、一緒に使うことで真価を発揮します。
ドライヤーは、基本的に熱風で髪の中にある水分を蒸発させて乾かすという仕組みになっています。
そのために熱を当てることによって、髪に負荷を与えてしまうため傷めてしまうことに繋がります。
しかし、乾かさないということによっても、「スタイルとしてまとまりに欠ける」ためスタイルをつくる専門家としては乾かすことを推奨しています。
一部図解にしています
コルテックスが中心の周りにあり、水分をこぼさないようにしていますが、ヘアダメージによって機能が低下すると、水分不足になります。
結果として、髪の周りにあるキューティクルという皮のようなものが、吸着してくれずに、”アホ毛”のようなパサツキになってしまいます。
つまり、髪のダメージによって、水分量が少ないために、まとまりの悪さ、パサツキ、髪の手触りの悪さになります。
どちらにせよ髪への負担に繋がってしまいます。
そこで、洗い流さないトリートメントとドライヤーを組み合わせることで、洗い流さないトリートメントがドライヤーのダメージから髪を守ってくれます。
つまり、「髪のダメージからも守ってくれる+スタイルもまとまりやすくなる=最強の組み合わせ」という考え方なのです。
ドライヤーの「前」も「後」も使う
洗い流さないトリートメントは、ドライヤーの前後もつけることがおすすめ。
さまざまなダメージから守ってくれる洗い流さないトリートメントはどちらにつけても良いのです!
- ドライヤーの熱から保護
- 摩擦から保護
- 水分量の調節
- 紫外線から保護
- 摩擦から保護
- ほこりからの保護
それぞれにメリットがあるので、どちらが良いというよりは、どちらも必要と言えます。
洗い流さないトリートメントのつけ方は、シンプルで簡単ですが適当にしてしまうと効果は発揮されません。
洗い流さないトリートメントは、できるだけムラのでないようにしてつけてあげることで、より髪に浸透してくれるようになります。
ドライヤーの使い方
トリートメントを付けた後のドライヤーの正しい使い方についてもふれておきます。
もちろん適当にしてしまうと効果半減なので、できるだけ髪をいたわって乾かすようにしましょう。
- キレイにブラッシングをしてあげよう
- ハンドブローの4つのポイント
- 優しくドライ&ブローをしよう
- ブロー後に洗い流さないトリートメントをすこしつけてあげよう
髪に洗い流さないトリートメントをつけた後には、丁寧に髪を乾かしてあげる意識をしましょう。ドライヤーを使うときに工夫をしてあげるべきポイントもお話します。
ドライヤーを使うときには、髪や地肌に負担をかけないようにすることが重要になります。
キレイにブラッシングする
とくに、洗い流さないトリートメントをつけた後、乾かす前に必要になるのがブラッシングです。
髪に洗い流さないトリートメントを、つけた後にブラッシングをしてあげることによって、髪のキューティクルがより一層にキレイになり、トリートメントが浸透してくれます。
ポイント
ブラッシングによって、キューティクルが閉じてくれるのでダメージ保護になるので、ブラッシングは忘れずにしましょう。今すぐできることなので試してみましょう。手触りが変わります
そのあとに洗い流さないトリートメントをつけてあげることで、より一層に髪がキレイになることを実感できます。
丁寧にドライヤー&ブローでキレイにする
後は、いつもよりも優しく丁寧(ていねい)にドライヤーをしてあげましょう。
ドライヤーの熱処理によってキューティクルが引き締められ髪にツヤがでるだけでなくまとまりもでてくれます。
しかし、あらっぽくドライヤーをつかうと髪のまとまりは悪くなります。優しく、丁寧にドライヤー&ブローでキレイにしてあげましょう。
- 手は地肌に添わせるように、手全体を大きく動かし、根本の生えグセを取りながらしっかりと根本を乾かしていきます。
- ドライヤーの風圧でくせがつかないように、ドライヤーの風は手の甲にあてながら乾かしましょう。
- 乾かす順序は前髪➔首周り➔耳周り➔トップの順で下から上へムラなく均一に乾かします。
- 自然な毛流れができると、つむじからキレイな放射線状になります。あとはスタイルに合わせてデザインをつくると完成です。
下に向かって乾かすことで、キューティクルも閉じてくれるのでまとまりも良くなっていきます。乾かしている過程で、乾燥してしまったり毛先のパサつきが気になるのであれば、合わせて洗い流さないトリートメントを少し加えてあげることで、キレイになっていきます。
最後にトリートメントを付ける
乾かした後に、洗い流さないトリートメントを少しつけてあげると、まとまりもプラスされるだけでなくダメージからの予防もできるので一石二鳥となります。
それだけでなく、摩擦のダメージ軽減にもなるので、最後の仕上げとして洗い流さないトリートメントを少量つけてあげましょう。
スタイリング剤代わりになるだけでなく、紫外線からも髪を守ってくれます。
目次に戻るあとがき
ドライヤー前には洗い流さないトリートメントとつけてさまざまな要因から髪を守ってあげましょう。
それだけでなく、乾かす前や乾かした後に少し工夫をしてあげる髪はキレイになっていきますよ。
洗い流さないトリートメントは、種類がたくさんあるだけでなく組み合わせなどもさまざまです。 そして、正しい使用方法によって最大の効果を発揮してくれます。
その中でも、洗い流さないトリートメントとドライヤーの組み合わせは最強なので、ぜひチャレンジしてみてください。
ダメージや髪質に応じて量を、調節して自分好みの質感を出せるので、うまく使用してみてください。