ノープーの正しいやり方!ノープーの特徴と効果・デメリットについて分かりやすく美容師が解説
「ノープー」って何?よく話題になっているのだけどシャンプー?
こういった疑問にお答えしていきます。
ノープーの意味とやり方などの解説
「ノープー」ってご存知でしょうか?
最近では、芸能人やモデルさんがしている方も多く、とくに有名な方では”福山雅治”さんや、”タモリ”さんなどがされているらしく、メディアなどで取り上げられているために、聞いたことのある方は多いはずです。
しかし、実際にまだまだ知らない方が多い「ノープー」について、よく質問もされます。
そこで当記事では、ノープーの特徴・メリットや、加えてノープーの正しいやり方についてを分かりやすくお話します。
- ノープーの意味
- ノープーの正しいやり方
- メリットやデメリットについて
「ノープー」とは?
まずは、ノープーについてお話します。
ノープーはきちんとすれば、シャンプー剤を使わなくてもキレイになる”シャンプー”として有名になりました。
シャンプーを使わずに、お湯で洗髪することを「ノープー」と言います。
違う呼び方では「湯シャン」とも呼ばれています。
抜毛や薄毛というのは、アラサーやアラフォーだけの悩みではなく、今や若い人達の頭を悩ませる問題のひとつとなっています。
そんな髪や頭皮のトラブルの原因の1つに、毎日使っているシャンプーや、毎日するシャンプー習慣があるため、若い人達のシャンプー離れが起こっているのです。
シャンプーやトリートメントを使わずにちゃんと汚れがとれるのか?
一見すると、こういう不安が頭をよぎりますよね。
ポイントとなるのは…
シャンプーを使わないと、地肌に汚れが残っていそうで、不潔なイメージです。しかし、ノープーに切り替えた人の話によると、皮脂でベタついたり、ギラギラすることもないようです。
しかし、これはキチンと「ノープー」ができていればの話です。
やり方を間違えれば、汚れも残りますし、それによってニオイになり、悪化すると、逆に抜毛や薄毛の原因にもなるので、注意が必要になります。
本来では、地肌も髪も傷みやすいといわれている日本人はシャンプーが必要となります。
ノープーを間違っていると頭皮トラブルの原因に…
間違ったノープーでは、以下のような現象がおきます。
以下のような事が…
- 皮脂がが過酸化脂質に変化する
- 毛穴に汚れがつまる
- 頭皮トラブルが発生してヘアサイクルが乱れる
頭皮はこのように”何層”にもなっている
この表皮という部分に汚れがたまり、毛穴をつまらせてしまうことで、地肌トラブルの起因になります。
ノープーの場合では、正しいシャンプーができていないと、汚れがたまり地肌環境が悪くなり”ターンオーバーの循環”が悪くなります。
それによって髪の”ヘアサイクル”までもが、崩れてきます。
このヘアサイクルの循環が悪くなることで、抜け毛や薄毛を起因してしまうのです。
そのため、ノープーの正しいやり方をマスターする必要があります。
目次に戻るノープーの「正しい方法」
次に、ノープーの正しい方法についてお話していきます。
専門家のテクニックも加えてわかりやすくお話していきます。
当然ですが、ノープーは正しくしないと汚れがとれません。
そもそもノープーで洗髪をするのが大変だったために、開発されたのが洗髪剤・「シャンプー」なのです。
それこそ、シャンプーするのが手間だからノープーにするという理由ならば、絶対にシャンプー剤を使うべきです。
そのために効率化をするのであればシャンプー剤を使わないとされるノープーは、本来時間はとてもかかるものになっているのです。
ここでは、ノープーの正しい方法についてお話します。
- ブラッシング
- 頭皮のデトックス
- すすぎ
- すすぎ
- コーミング
それぞれの項目を分かりやすくお話します。
お風呂前には髪をブラッシングしましょう
意外にできていないのが、お風呂に入る前の「ブラッシング」です。
ブラッシングなんて必要ないでしょう。
と思う人も多いかと思いますが、実はとても重要になるのが、このブラッシングです。
ブラッシングをしてあげることで、シャンプー前の汚れをとってくれ、摩擦を減らしてくれる効果があります。
なので、お風呂前には髪をキレイにブラッシングしてあげましょう。
正しいブラッシングとは? 髪を、根元から毛先にかけて優しく、ブラシを通してまっすぐに髪をといてあげましょう。ブラシは粗いもの髪に負担のないものを使いましょう。
- 頭皮から毛先にかけてしっかりとブラッシング
- ブラシ部分はすこしお湯で濡らすととかしやすい
- からまりやすい毛先はできるだけ優しくとく
お風呂前には必ずブラッシングを優しくしてあげましょう。
ブラッシングをすることにより、髪についている汚れがとれるだけでなく、髪の絡まりなども一緒にとることにより髪のすすぎやすさも、変わります。
頭皮の”デトックス”で汚れを除去する
この”デトックス”というのが、ノープーにおいてかなり重要なポイントになっています。
頭皮のデトックスとは、ハーブエッセンスを使用して頭皮の汚れを除去します。
ハーブエッセンスで、頭皮に溜まっている汚れを排出して、頭皮のデトックスをします。
やり方はとても簡単で、週に1〜2度のペースで、お湯すすぎの前にハーブエッセンスを地肌につけていきます。地肌につけたらもみ洗いをしてあげると、効果的にデトックスすることができます。
- 地肌にかけながらもみ洗い
- 指のはらでこする
- 頭頂部〜
- 前髪付近〜
- 耳周り〜
- 首周り〜
指のはらで、頭皮を傷つけないように、優しく「こすり洗い」と「もみ洗い」を行います。できるだけ頭頂部から洗い、前髪や耳周り、首周りと下がってくるようにして洗うと、効率的です。
頭皮のデトックスをしてあげることで、頭皮から分泌されている皮脂を一掃できるだけでなく、皮脂が酸化し過酸化脂質までもキレイにするこができます。
この過酸化脂質は、シャンプーではとれにくい汚れなので、ノープーではない人にも、おすすめです。
ただし、週1〜2回ではなく頻度が多すぎると、逆に汚れだけでなく地肌に必要な水分までも削ぎ落としてしまうので、やりすぎには注意が必要です。
「お湯すすぎ」は髪と地肌の汚れを除去
デトックスで頭皮をキレイにした後は、「お湯すすぎ」を丁寧にしてあげましょう。
ぬるま湯だけで、ていねいに髪の汚れと、地肌の皮脂を流していきます。
お湯すすぎはシャンプーなるので、しっかりとすすぐことが重要になります。
お湯すすぎでシャンプーのように洗ってあげましょう。
- 髪はシャワーのお湯ですすぎましょう
- 髪よりも頭皮をかくようにしましょう
- 時間的には10分以上
- 上を向いてシャワーを上➔下に流すようにして全体によくすすぐようにしましょう。
- 髪は指を通す程度であまりこすらない
- 頭皮はもみ洗い、こすり洗い
- 耳周りや首周りをよく洗いましょう
お湯のすすぎも、丁寧にしてあげましょう。時間的には10分程度で、しっかりとすすぐようにしましょう。
髪がロングの場合は、髪が絡まりやすいので、絡まらないようにこするのではなくて、指を通すていどにしてあげましょう。
シャンプー剤を使用したシャンプーのように、かくようにして洗うのではなくて、もみ洗いを中心に優しくていねいに地肌を洗いましょう。
これで、だいぶ汚れはとれているはずです。
ノープーでは地肌をメインに洗いましょう
ノープーでは、シャンプー剤を使用しない分、髪の指通りが悪くなっているので、絡まりやすいので、ノープーは基本的には、地肌をメインに洗います。
さらに髪が長い人ほど、洗い残しがあります。耳周りや前髪周り、首周りの、洗いにくい部分もしっかりと洗ってあげましょう。
頭皮を爪などで、傷つけてしまうと炎症をおこす恐れもあるので指の腹の部分で洗うように心がけましょう。 そのあとは、リンスやトリートメントで髪をキレイにしましょう。ノープーは地肌はキレイにするけど、髪をキレイにはしてくれません。
髪をキレイにするトリートメントは忘れないようにしましょう。
目次に戻るノープーに関するQ&A
あとがき
ノープーについてまとめてみましたが、いかがですか?
ノープーはやり方さえ間違えなければ、頭皮にも髪にも良いのです。
人によれば、シャンプーを時短のためにノープーにするという人もいてますが、時短でいうならばシャンプーを使った方がだんぜん早く汚れはとれます。
キレイなノープーをするためには、やり方と一手間が必要です。
シャンプーをするかノープーにするか、あなたに合ったものをしてあげましょう。
ちなみにノープーでは、シャンプー剤は使いませんがトリートメントは必須です。
とくにロングヘアの人には、髪に良いトリートメントでキレイにしましょう。
シャンプーを変えてあげるだけではダメですが、合わせて参考にしてもらうと、髪がどんどんキレイになっていきますよ。
こんな感じで以上です。
参考になれば幸いです。