美容師が伝える「キレイな薄毛」と「汚い薄毛」の違いと特徴について
男の一生の悩みと言えば、「薄毛」
薄毛にならないように、いかに努力していくかが一生の努力です。じゃぁ薄毛になった人はどうしたらいいのか?
と、簡単にあきらめないで下さい。
実は、薄毛にはカッコイイ薄毛とカッコよくない薄毛があり、薄毛であっても簡単にあきらめる必要はないのです。
当記事では、「キレイな薄毛」と「汚い薄毛」の違いについて、分かりやすくお話します。
薄毛について
まずは、ハゲや薄毛についてお話します。女性が最も嫌うのが薄毛についてです、しかし薄毛にも「良い薄毛」と「ダメな薄毛」について知ってくださいね。
なぜこんなにも日本人はハゲを嫌うのか?
そもそも論でとてもスケールの大きい話になってしまいますが、日本人の女性(男性も?)はハゲをとくに嫌う傾向にあります。
- ハゲ
- デブ
- 毛深い
- 歯が汚い
- その他
などなど、男性というよりも、清潔・清潔感についてのシビアな意見が多い印象です。
しかし、ここで少し物申したい!
「ハゲは仕方ないじゃないか!」
と申したい。
確かにハゲになるまでの一連の流れは、髪を粗末にしていたかもしれません!
ワックスつけたまま寝ていたかもしれない!シャンプーをちゃんとしていなかったかもしれない!キチンと髪をケアをしなかったかもしれない!でも、大事に大事にしていても、ハゲてしまう人もいるのです。
これはもう仕方ない事なのです。
こういう記事を、書いているぼく自身も薄毛への不安を抱いているのです。
ある日、1人の女性からの一言が胸に突き刺さりました。
「薄毛やハゲの人でもカッコいい方はいてますよ」
これは素晴らしいアドバイスです。
ならば、キレイでかっこい薄毛になろうではないか。
キレイな薄毛のなり方について研究し始めました。
薄毛の種類について
まず、知る必要があるのは薄毛の種類について。
- M型薄毛
- O型薄毛
- U型薄毛
薄毛には、大きく分けて、3種類の薄毛があります。
M型薄毛
正面から見ると、アルファベットのMのように見えるため、M型と呼ばれています。髪の両サイドが後退していった状態の薄毛です。
日本人はM型よりも、頭頂部が薄くなる「O型薄毛」や、生え際が後退して額が広くなる「おでこからの薄毛(U型)」が多く、M型は外国人(白人)に多いと言われています。
このように、人種によって薄毛の進行パターンが異なることからも遺伝やホルモン、食生活の影響はとても大きいのです。
O型薄毛
頭頂部あたりの、髪の中心箇所から円形に薄毛が進行している状態です。
なかなか気づきづらく、かなり進行するか、周囲から指摘されるまで気づかなかったりします。
このタイプは、帽子をかぶるなど、頭頂部を蒸らすと悪化が進みます、薄毛が気になって帽子をかぶって隠す方もいらっしゃいますが、悪影響になります。
U型薄毛
髪の生え際、特に真ん中あたりから後退していきます。
アルファベットのU字を逆さにしたような状態から、U型と呼ばれます。
初期段階のU型薄毛は、髪型を変えておでこを見えないようにする(本来、後ろにある髪を前にもってくる事)と、目立たなくすることもできます。
悩んでストレスになり、それが薄毛の原因になるといった悪循環にもつながりますので、隠せることはかなりのメリットです。その上でしっかりとした対策をしましょう。
これらが薄毛の種類になります。どれが良いといって選べるわけではありません。しかし自分がどの薄毛の型なのかを知るのも重要になります。
なぜ薄毛になってしまうのか
- AGA(男性型脱毛症)
- FAGA(女性男性型脱毛症)
- 年齢別脱毛症
- 脂漏性脱毛症
- 粃糠性脱毛症
- 円形脱毛症
- 分娩後脱毛症(ぶんべんごだつもうしょう)
- 皮膚疾患による脱毛症
それぞれの薄毛の種類にもちゃんと原因がありそれに合わせた対策があります。
上記の3種類の薄毛は、「AGA」という男性の薄毛の症状についてのことです。
AGAについても少しお話します。
AGAとは?
男性の薄毛で、悩む症状の多くはAGAです。
このAGAの症状は、髪が抜けて髪の本数が少なくなる状態ではなく、太く長い髪が細く短い毛に生え換わる状態のことを言います。
ちなみに、髪が抜けて毛の本数が少なくなる症状の代表例は、「円形脱毛症」です。
円形脱毛症の人がAGAの頭皮ケアをしても効果は薄いはずです。つまり自分の薄毛の症状を把握し的確にケアをする必要があります。
まずは自分の薄毛の状態を確認し原因について理解しましょう。
AGAは「男性ホルモン」が原因
AGAの主な原因が男性ホルモンによるものです。
男性ホルモンと聞くとどんなイメージをお持ちですか?
- ヒゲが濃い
- 体毛が濃い
- 筋肉ムキムキ
- 男性的思考・言動
極端な例ではありますが、このような意見が多いです。
しかし、男性ホルモンということだけが原因で発症する症状というわけでもなく、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスの変化から身体に変化が起きるのです。
男性ホルモンは悪いもの?
男性ホルモンとは悪いものなのでしょうか。
実は、男性ホルモンにも役割というものがあるのです。
- 筋肉をつくる
- 骨をつくる
- 体毛を促進させる
- 前向き思考をつくる
- 決断力を高める
- 免疫力を高める
- 脂肪を抑える
などなど。
つまり、男性ホルモン自体が悪いものではないということです。
男性ホルモン(テストステロン)は健康や免疫力、筋力といったフィジカルだけでなく、チャレンジ精神といった前向き思考・ポジティブシンキングを生み出してくれるのが「男性ホルモン」なのです
では、なぜ同じホルモンを持っていても薄毛で悩む人とそうでない人がいるのでしょうか。
フサフサの髪を持っている人は、両方のホルモンバランスが良い状態にあるということなのです。
つまりホルモンバランスの調整をすることがとても大切になります。
薄毛の原因は、テストステロンがジヒドロテストステロンと呼ばれる男性ホルモンに変化することが原因とされています。
実は髪というのは毎日抜けていくものです。
1日に抜ける髪はおよそ50~100本ほど[です。
しかし、不必要なものが自然と抜ける抜け毛と違い、必要なものまで抜けてしまうの抜け毛が「薄毛」の原因となります。
その循環となっているものが「ヘアサイクル」というものです。
特徴 | |
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成長期 | 成長期に毛根が成長し、新しい髪が生えます。2〜6年ほど成長し続けます。 |
退行期 | 退行期は毛根がだんだんと小さくなっていき、髪を成長させる活動が鈍くなっていく段階です。 |
休止期 | 休止期は髪の成長がとまり、毛根が眠っている状態です。 およそ3~4ヶ月ほどで再び成長期に入ります。 |
AGAでは、ヘアサイクルの成長期間を短くしてしまい、成長しきっていないままに退行期に移ってしまうのです。
結果としてサイクルの間隔が短くなり、髪全体が薄毛になるのです。
つまり、DHTが主な原因となり抜け変わるたびに髪がどんどん細くなり髪全体が薄くなっていくのです。
これが男性が悩む薄毛(AGA)の原因となります。
目次に戻る「キレイな薄毛」と「汚い薄毛」の違いについて
薄毛について知ることができたら、キレイなハゲと汚いハゲについてです。
薄毛って女性から見ても全てがダメというわけじゃなくて、ダメ薄毛があるんですよね。
薄毛の方が全てダメというわけではありません。
しかし、男性というのはプライドの生き物です。
どうしても、隠してしまうのです。
そして結果として隠してしまうことで逆効果になってしまうことが、今回のダメな汚い薄毛ということなのです!
薄毛の髪型は隠さずに出す!
多くの人が勘違いしていることになりますが、
「薄毛は隠さずに出す」
これが重要なポイントになります。
「薄毛で髪型が決まらない…」
と、悩んでいるあなたは、薄い部分の髪を伸ばしたり、他の長い部分の髪を持ってきて、なんとして、覆い隠そうとしているかもしれません。
しかし、隠れるわけがないのです。
隠せる範囲だったら良いですけども、そうでないのなら隠さない方が良いです。
例えば、鏡で前から見て隠れているように見える髪型も、他の角度からは不自然さが目立ったり、余計な違和感を与えていることもあります。
「薄毛を隠したい!」
という気持ちから、かえって薄毛部分以外の部分が強調されて目立ってしまったりします。
薄毛は隠すのではなく、髪全体のバランスを新たに整えることが必要なのです
薄毛スタイルでは「清潔感」が命
薄毛スタイルでは、重要になってくるのは清潔感です。
とにかくキレイなヘアスタイルを意識していきましょう。
薄毛の人の思考では、
「薄毛だからあまりカットをしたくない…」
という思考をよく聞きますが、長く残すことで、短い薄毛の部分との差がはっきりついてしまい、隠すつもりが、逆に際立ってしまいます。
長髪はきっぱりと諦めてしまって、全体をスッキリ短くしたヘアスタイルが実はおすすめです。
薄毛だからこそ、定期的に常にヘアカットをしてキレイなヘアスタイルを保つようにしましょう。
全体のバランスが良くなる事で、薄毛が目立たなくなるだけではなく「清潔感」も出て、周囲に与える印象もグッと良くなります。
薄毛スタイルでは「ベリーショート」がおすすめ
サイドとトップのバランスをとるという事です。
薄毛に似合う髪型の共通点は、「サイドは短くスッキリさせて、縦長シルエットを強調する事」なのです。
サイドの髪を短くすることでトップのボリューム感が出ているように見え、自然と薄毛がカバーできるのです。
薄毛ショートは「引き算」です。
足したり、加えるのではなく、今ある素材を活かすために、現在のボリュームから引いてバランスをとります。
そして、トップのボリュームをいかに演出するかが肝なのです。
薄毛の「NGヘアスタイル」
サイドにボリュームがある髪型は基本的に控えておいた方が良いでしょう。
サイドのボリュームと比較してトップが潰れて見えてしまうので、薄毛が目立つことになります。
薄毛が気になる男性は、サイドをスッキリとタイトにした髪型にすることをおすすめします!
サイドのボリュームがある髪型 サイドのボリュームがある髪型 サイドはスッキリさせないと、トップの薄さが強調されてしまいます!
- 前髪を前に垂らすスタイル
- サイドが張っているスタイル
- 後ろ髪を長く残すスタイル
基本的な長めなスタイルは極力、避けた方いいでしょう。
薄くて長い髪は薄毛を強調し、貧弱な印象を与えてしまいます。
サイドはスッキリ、縦長シルエットで ポイントのところでもあったように、とにかく「サイドは短くタイトにして、トップのボリューム感を出す」というのが薄毛を目立たなくさせる秘訣にもなります。
目次に戻るあとがき
ハゲていることに目がいきがちですが、それ以外のことにも目を向けてあげましょう。
薄毛の人でも素敵な男性は大勢いてます、そういう清潔面やモラルなど中身を鍛えてみると変わるかも。
薄毛の人では、髪ばかりに目がいきがちですが、何よりも大事なのは清潔面やモラル、マナーといった人間の部分です。
薄毛の方でも喋り方や立ち方、振る舞いが良いと、十分に人間的にも魅力のある男性になります。
「自分は薄毛だから、もうなにをしてもモテたりしないね…」
と、悲観的にならないで下さい。
見た目よりも、簡単に変えていけることで素敵な男性になることができるのです。
こういうことを目指しましょう
- 謙虚で素直
- キレイな食べ方
- プラス思考・ポジティブシンキング
- キチッとしていてキレイ
- 常に笑顔で優しい
- 清潔感がある
- スマート
最後に今ある髪を維持させるためには、必ず頭皮ケアもしていきましょう。
頭皮のケアや、薄毛の対策としては育毛剤が最も効果的です。今ある髪を丁寧に大切扱いましょう。
見た目も大事ですが、見た目以外の部分をケアしましょう。
ご参考になれば幸いです。