FIBREPLEX(ファイバープレックス) という「傷ませないブリーチ」を実際に使って検証!
傷まないブリーチ「ファイバープレックス」の特徴
「傷まないブリーチ」ってご存知ですか?
いくつかダメージレスのブリーチが発売されていましたが、
今度は「世界一傷まないブリーチ」が登場しました。その名も「ファイバープレックス」です。
というのも、日本で許可されていなくて使用できずにいたらしい素材の1つが、ついに使用できるようになったらしいです。
つまり、今までにないダメージレスブリーチです。
そこで当記事では、世界一傷ませないブリーチ「FIBREPLEX(ファイバープレックス)」についてを、分かりやすくお話します。
FIBREPLEX(ファイバープレックス)とは?
世界一傷ませないブリーチなんてとても魅力的なコンセプトですよね。
ブリーチが傷まなくなると、ブリーチカラーがとてもしやすくなります。
ファイバープレックスは、枝毛や切れ毛を94%削減してくれるハイスペックのブリーチサポートアイテムです。
- 髪が傷む
- 枝毛が増える
- 切れ毛が多くなる
といった悩みを増えることが、1番の懸念材料になっていましたが、傷ませない上に枝毛や切れ毛を削減してくれると、なればブリーチに対する悩みを解決に近づけることができる素材です。
これらのことを可能にしこれまで、
「ブリーチするためにはダメージは仕方ない…」
という風にブリーチのヘアダメージを恐れて出来ずにいたヘアカラーデザインの幅を、大きく広げることができるのです。
ファイバープレックスの特徴
ファイバープレックスの特徴には、ダメージレス以外にもさまざまな特徴があります。
他の特徴についてもお話します。
- ブリーチ後の高レベルのヘアクオリティを保持
- 状態の悪い髪での色の再現性アップ
- これまで通りのブリーチ/カラーでOK
- カラーの色ブレを低減
- 続ける事に次のカラーへの下地ができる
つまりダメージを軽減するだけでなく、次のブリーチカラーのことまで考えられているのがファイバープレックスの最大の特徴になります。
同じ施術と技術でも通用するので、薬剤を変えるだけで使用することができるシンプルな設計。
ブリーチのようなハイトーン(15レベル〜)では、色のムラがでやすくなり、ヘアカラーの難易度が格段に上がりますが、ファイバープレックスではその悩みも解決してくれます。
ファイバープレックスの使い方
ファイバープレックス使い方①「N1ボンドブースター」
主成分のジカルボン酸が毛髪に浸透し、フィブリルにしっかりと定着します。酸化のダメージから髪を守ってくれます。
- 使用するブリーチの混合液の総量に対し5%〜10%を計量
- 専用のスプレイヤー4倍前後で希釈
- 中間〜毛先にかけてまんべんなくスプレー
- そのままブリーチを塗布
- 通常通りに施術
1剤+2剤=総量(g) | 80g | 120g | 160g | 200g |
---|---|---|---|---|
ボンドスターター | 4ml | 6ml | 8ml | 10ml |
水 | 16ml | 24ml | 32ml | 40ml |
ファイバープレックスの使い方②「N2ボンドシーラー」
N1で浸透させた主成分を髪表面にコーティングして閉じ込めます。毛髪補修効果を長持ちさせ、ツヤを与えてくれます。
- カラーシャンプー後にトリートメントの代わりにボンドシーラーを塗布
- そのまま5分放置
- その後リンスオフ
ショート | ミディアム | ロング | |
---|---|---|---|
ボンドシーラー | 10g | 15g | 20g |
従来のブリーチ剤の混合液に処方して使うようなものでなく、前処理剤・後処理剤として別に施術します。
つまり、ブリーチ剤自体のリフト力はそのままにダメージだけを取り除くことができる夢のようなアイテムというわけです。
しかし、当然ながらにはなりますがダメージが0になるわけではなく、ブリーチカラーの特有の色落ちの早さも改善されるわけではありません。
過大評価しすぎないようには注意が必要です。
目次に戻る実際に「ファイバープレックス」を処方してみた
実際にファイバープレックスを使ってみました。
使い勝手も良く、簡単なので美容師側にも一切の負担はなかったです。
本来の使い方では、スプレヤーに水と希釈するらしいのですが直接入れる方が効果は高いらしいとのこと。
薬事法の関係で資料にはそういう記載しかできないらしいです。
実際に使ってみたところ、ほとんどダメージというダメージを感じさせませんでした。
ブリーチした後にはカラーオンカラーを施術しました。
- 使用感は良い。
- リフト力も問題なくあります。
- 使用した後は髪の手触りが良くなった感じする。
ブリーチをしたような質感ではなくて、とても髪のハリ・コシは残しつつ、しっかりと脱色することをしてくれました。
ブルーアッシュを入れてみた仕上がり
ブリーチでキレイに脱色もできたために、中々にキレイな発色を見せてくれました。
当然ながら、ここまで脱色したために、ひっかかりやまとまりの悪さはありましたが、カラーオンカラーをした後にあるパサツキが通常のブリーチに比べると格段に少く感じて、これがロングヘアになればなるほど効果が発揮されるんじゃないかなぁと思う薬剤でした。
下の記事にブリーチを使ったヘアカラースタイルをまとめているので、良ければみてくださいね。
目次に戻るあとがき
ファイバープレックスは、今までにないケア型のダメージレスブリーチです。
色ムラも軽減できるので、そのあとのヘアカラーも美しく仕上がりますよ。
- 施術方法はそのままOK
- ダメージが94%カット
- リフト力は変わらずにある
- 頭皮への使用が安全になった
「アールカラー」や「ブリーチサプリメント」などのように混合液にするわけでなく、前処理剤・後処理剤として髪をケアするような商材となるので、いろいろと組み合わせることができるアイテムです。
今までのブリーチ施術では、髪にいくらケア(サロンケア)をしたとしても、ブリーチのダメージが大きいためにそれほど効果でず残念でしたがこれはとてもうれしいアイテムでした。
「性能」という部分だけでなく、「使いやすさ」という点においてもどんどん進化をしていて、美容師目線での解釈にはなりますが、とても良質なアイテムではないでしょうか。
以上です。
参考になれば幸いです。