ヘアオイルで乾きにくい?髪がベタつく?トリートメントでベタベタ&乾きにくい原因と正しいやり方の解説

洗い流さないトリートメントをつけた後に髪がベタついてしまうのですが、なぜベタつくのですか? キレイにまとまりのある髪にしたいです。
こういった疑問もいただいたので、解決する意味でも分かりやすくお話します。
キレイな髪にしたいから、ヘアケアをするために”洗い流さないトリートメント” をつけてみたものの、思っていた感じにならない。
とくに、ベタついて、明らかに違和感の感じる質感になってしまうっていう悩みを抱えている方は少くありません。
そこで当記事では、洗い流さないトリートメントを使用してベタつく原因とベタつかずに使う改善策についてを分かりやすくまとめました。
- 洗い流さないトリートメントでベタつく原因
- ベタつかない応用テクニック
なお、ヘアオイルの使い方については下の記事にまとめているので、合わせて参考にしてください。

洗い流さないトリートメントがベタつく原因

洗い流さないトリートメントを使っても、キレイにはなるどころか、べたついてしまうという原因をお伝えします。
改善する前に原因をまとめました。
ベタつく原因には、主には「洗い流さないトリートメント剤自体」と「使い方」の2つに絞ることができます。
- 洗い流さないトリートメントのタイプ
- 洗い流さないトリートメントの使い方
この2つがとても重要になると考えています。
原因① | トリートメントのタイプ


洗い流さないトリートメントでベタつく原因の一つのトリートメントのタイプというものがあります。
洗い流さないトリートメントには、「親水性(しんせいすい)」と「疎水性(そすいせい)」の2つに分別されています。
2つの特徴
- 親水性=水と馴染みやすい
- 疎水性=水と反発しやすい
つまり、疎水性タイプの洗い流さないトリートメントを使うと髪にある水分と反発してしまい、ベタついた不自然な状態になります。
これは髪質にも同じタイプがあり、
- 吸水毛
- 撥水毛(はっすい)
水分を吸水しやすいのが「吸水毛」、水分を吸水しにくいのが「撥水毛」となっています。
さらに、髪が「細い」や「太い」という事も乾きにくい原因にもなるケースも。
髪が吸水毛だと乾きにくくなり、撥水毛だと乾きにやすいなど、自分がどちらになるのかを理解するのも大切です。
疎水性タイプの洗い流さないトリートメントは、市販などの価格の安いものに多い傾向があります。手軽に入手しやすい反面こういうデメリットもあります。
原因② | 量や使い方


さらに、トリートメントだけでなく”使い方”によってもベタついてしまう原因にもなります。
髪がしっとりしない、キレイにならない、パサツキ、広がり、まとまり、というような悩みが改善されないと、多くつけてしまったりしますよね?
もちろん、多ければ多いほど、髪がキレイになるのかと言えばそういうわけでもなく、逆にベタついてしまったり、というような付け過ぎてからの不自然な仕上がりになってしまうということもあります。
使用量の目安を分かりやすくまとめてみました。
洗い流さないトリートメント使用量の目安
ショートボブ | ミディアム | ロング |
---|---|---|
1プッシュ | 1.5プッシュ | 2プッシュ |
使用量は毛量によって調整
少なめ | 多め |
---|---|
−0.5プッシュ | +0.5プッシュ |
こんな感じである程度の適量があるので、多すぎるとベタつくことにもなります。
適量や頻度などは別記事にもまとめているので、良ければ参考にしてください。


ヘアオイルをつけたら乾きにくい?


洗い流さないトリートメントをつけることにより、髪が乾きにくくなる原因についてもお話します。ベタつく=乾きにくいという悩みにもなります。
- 洗い流さないトリートメントをつけすぎている
- 洗い流さないトリートメントが合っていない
- 髪が傷みすぎている(ハイダメージ毛)
それぞれを具体的にお話します。
トリートメントをつけすぎている?


洗い流さないトリートメントの特徴とは、どこでもいつでも好きなタイミングで使用できることにあります。そのために使いやすさと手軽さ、何よりも効果を実感しやすさが人気の要因でもあります。
しかし、そのために間違った使い方をすることによって逆効果になってしまうこともあります。適切なタイミングと使い方、自分にあった方法を実践しましょう。
つけすぎないように注意しましょう。


洗い流さないトリートメントが合っていない?


髪質と10人いれば10通りの髪質があるように、ある程度髪質にあわせた洗い流さないトリートメントの種類というものがあります。
もちろん、髪質に合ったものを使うことでより効果的に髪をキレイにすることが目的になっていますが、用途を間違えるとこちらも逆効果になることがあります。 ダメージの状態で洗い流さないトリートメントを選ばないようにするのがコツです。
「髪のダメージが気になるから、できるだけしっとりさせるようにクリームタイプに…」という風にダメージ度合いで選ぶのではなくて、髪質で選ぶように注意しましょう。


髪が傷みすぎている


髪が傷むことによって、本来もっている髪の「吸水性」というものが高くなります。
髪には元々30%〜5%ほど水分量が変動しています。
例えば、お風呂上がりの1番水分量の多いとき(濡れている状態の時)は約30%前後あり、髪を乾かしてブローしたあとの髪は水分量は5%前後となります。 そんな水分量は、髪がヘアカラーやパーマによる高いダメージを負っている場合、髪の吸水率がさらに高くなります。そのためダメージの高い髪は、とても乾きにくい状態になってしまいます。
そこへ、髪が傷んでしまったからといってトリートメントを大量につけてしまうと、さらに乾きにくくなってしまうということなのです。


乾きにくい&ベタつかないテクニック


次に、洗い流さないトリートメントがベタつかないテクニックをお話していきます。
トリートメントを毎日つけている方なら明日から実践できる簡単なことばかりをまとめてみました。
とても簡単ですが、見落としがちなようなこともベタつく原因になっています。
ここで一度、自分のヘアケアを一度見直してみましょう。
- タオルドライはしっかりして水分を吸収させる
- ブローした後につける
- 使う量を調節する
- ワックスと混ぜて使う
分かりやすくまとめたので、順番に見ていきましょう。
タオルドライはしっかりして水分を吸収させる


あるあるなのですが、お風呂上がりにタオルで、きちんと水分を吸収していないとベタつきやすくなります。
乾きにくい人に実践してほしい使い方


「髪をキレイにしたい」そんな思いで髪に使ってみたはずが思った通りにはならなかった人も、少しやり方を変えるだけで、洗い流さないトリートメントを効果的に使うことができます。
- しっかりとタオルドライをする
- とくに毛先はポンポンと優しく
- 優しくブラッシングをする
- 目安はギュッと握っても水分が出ないぐらいまで
乾かす前提になるので、お風呂上がりになります。
まずは、しっかりとタオルドライをしましょう。毛先の水分がたれないようになるくらいに、タオルドライしてあげるのが目安です。
髪を触っても水分が残っていないぐらいまで、しっかりとタオルドライをしましょう


摩擦で髪が傷まないように優しくしましょう。
乾きにくくなっている髪を、できるだけ水分をタオルで吸水すことが重要となります。
とくに、洗い流さないトリートメントをつけた後、乾かす前に必要になるのがブラッシングです。
髪に洗い流さないトリートメントを、つけた後にブラッシングをしてあげることによって、髪のキューティクルがより一層にキレイになり、トリートメントが浸透してくれます。


ブラッシングによって、キューティクルが閉じてくれるのでダメージ保護になるので、ブラッシングは忘れずにしましょう。
余計な水分をブラッシングで、取り除いてくれます。
ブラッシングによって、キューティクルが閉じてくれるのでダメージ保護になるので、ブラッシングは忘れずにしましょう。
余計な水分をブラッシングで、取り除いてくれます。
アウトバスの使い方


- 半頭ずつつける
- 半プッシュ〜1プッシュずつ付ける
- 髪質に最適な量をみつける
極論にはなってしまいますが、洗い流さないトリートメントの最適な量というのは、人(髪質)によって違います。
そのため、ベタつかないように使うためには、最適な量をみつけるのが一番の近道です。
ベタベタにならない程度に、少しずつ付けてあげることでキレイにすることができます。
洗い流さないトリートメントを見直す


そもそも洗い流さないトリートメント自体が、髪質にあっていない可能性もあります。
一度、アイテム自体を見直してみるのも良いかもしれません。
例えば、ダメージ度合いで保湿力の高いものを選ばない


とくに注意してほしいのことなのですが「ダメージが高いから」、といって保湿力の高いものを選ぶと、乾きにくくなる原因になります。
よくありがちなのですが、ダメージが気になるからしっとりするものを選ぶ。
なんてことを聞いたりしますが、それは大きな間違いであり、ダメージの度合いでトリートメントの質感を選ぶと失敗する確率が高いです。
ダメージで選ぶよりも、髪質で選ぶことを優先しないと逆効果になってしまいます。
洗い流さないトリートメントは、ダメージ度合いで選ぶのではなくて、髪質に合わせて選ぶようにしましょう。
累計で100種類以上の「サロン専売品」と「市販品」の洗い流さないトリートメントを実際に使用してみて、良かったモノをまとめています。下記事では、それぞれのトピック別に分けているので、具体的な髪質や髪の悩みに合わせて選ぶことができるので、こちらもぜひ参考にしてみてください。




ブローした後につける


タオルでしっかりとふくけども、ベタついてしまうという方におすすめになるのは、トリートメントをつけた後にドライヤーで乾かしてブローしてあげると、髪に馴染みやすくなります。
ベタつきやすいのなら、ブローをしてあげてなじませてあげるのも効果的です。
しっかりとブローしてあげることで、水分がとばされてベタつきが改善されます。
乾かしながら、洗い流さないトリートメントをつけるのも失敗が少くて良いです。少量ずつ足しながらするとベタつくはかなり軽減されます。
ワックスと混ぜて使う


その他にも、ヘアワックスと洗い流さないトリートメントを混ぜて使うのも効果があっておすすめです。
- ヘアワックス適量(人差し指分)だす
- 両手にしっかりとなじませる
- 洗い流さないトリートメントを半〜1プッシュをだす
- 同じく両手でしっかりとなじませる
このようにしてあげると、ワックスのまとまりと洗い流さないトリートメントの保水力が合わさり、とても使いやすいヘアケアスタイリング剤になります。
洗い流さないトリートメントのべたつく原因にまとめてみました。
ヘアスタイルや量だけでなく、髪質に合わせても、変えてあげるとよりキレイな髪をつくることができるので参考にしてください。
- 洗い流さないトリートメントのタイプ・種類
- 洗い流さないトリートメントの使い方
- 髪の状態
この3つによってベタついてしまいます。
まず、ベタつくという悩みを抱えているなら
”自分に合った洗い流さないトリートメントを選ぶ”
と、いうことが大事になります。
とくに、いくら正しい使い方をしていても、疎水性の洗い流さないトリートメントを使っていれば、ベタつきやすかったりします。
実際にやってみると、合わないということもあれば、合うということもあると思いますので、あくまで参考程度にしておいてでくださいね。
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