ノンシリコンシャンプーについて教えてください。
折角ノンシリコンを使っているのにこれでは意味がないのでしょうか?そもそもノンシリコンとはそうゆうものなのでしょうか?
こういった疑問にお答えしていきます。
当記事は、ノンシリコンシャンプーを使った後にシリコン入のヘアケアアイテムを使うとどうなのか、教えるノンシリコンとシリコンの組み合わせについて分かりやすくお話していきます。
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この記事の著者・運営・監修者
美容業界20年以上のキャリアがあり、当サイトの運営をしています。当サイトでは、主にシャンプー・洗い流さないトリートメント・スタイリング剤(ワックス)・ヘアマスク&ヘアパックなど美容に役立つアイテムのレビューをしています。約500種類以上のアイテムを使用、美髪つくりに役立つ情報発信をしています。株式会社Ll's. 代表取締役。プロフィール詳細 。
「和歌山高等美容専門学校 」卒業。
保有資格:美容師免許(美容師免許の概要について)
スクロールできます
監修者 / 美容師
廣瀬 幸奈
hair make lonlo代表。
奈良・和歌山と下積みを10年経て独立。色んな美容情報を配信、ヘアケアマイスタープライマリー、化粧品検定、2017saita mookヘアカタログ掲載・美容コンテスト受賞多数。
監修者ページはこちら。主にヘアケアを中心に、シャンプー、洗い流さないトリートメントの記事を監修
監修者 / hair Designer
谷本 昌浩
美容室Re:berta チーフディレクター。
和歌山・横浜と下積みを10年経て活躍する美容師スタイリスト。「ハイリスク矯正」「他店の失敗リカバリー」「アンチエイジング矯正」「抗がん剤後のくせ毛対策」など、クセ毛に特化した独自のメソッドで全国からさまざまな客層から支持される。監修者ページはこちら。
主にくせ毛、縮毛矯正、スタイリング剤、ヘアマスクの記事を監修
「シリコン」と「ノンシリコン」の違い
まずは、シリコンとノンシリコンシャンプーについてお話します。
女性の人なら「ノンシリコンシャンプーが良い」というのは聞かれたことはあるかもしれませんが、実は簡単に決めれるものではありません。
シリコン成分が多く配合されているシャンプーを「シリコンシャンプー」と言います。
一般的なシャンプーに配合されているシリコンは、ジメチコン、シクロメチコン、シロキという成分があり、髪のキューティクルを保護し、指通りをなめらかにする役割があります。
参考
人体に対して刺激が少なく、安全性も高いため、化粧品などにも使われています。髪をキレイにするためのシャンプーということです。
逆に、シリコン成分が少なく配合されている量が少ないシャンプーを「ノンシリコンシャンプー」と言います。
シリコンは人工的な成分ですが、ノンシリコンの場合、自然由来・天然由来の成分が中心に配合されており、地肌の保護や頭皮への負担を最小限にする役割があります。
シリコンシャンプーの特徴
- 髪がキレイになる
- 幅広いシャンプーの種類
- 髪を守る
- 軽め〜重めの幅広い保湿効果
- 価格が安いものがあるが、油溶性シリコンもあるので注意が必要
シリコンシャンプーの特徴の大きなポイントは、髪がキレイになるということです。
シリコンは人工的に「髪をキレイにする」成分が入れられているので、そのコンセプトに沿って忠実にキレイにしてくれます。
しかし、油溶性シリコンは、主に市販で販売されているシャンプーに多く配合されているため、市販シャンプーは良くないとされることが多いです。
ノンシリコンシャンプーの特徴
- 頭皮や地肌、髪に優しい
- 地肌から塗布できるので保湿効果がある
- 軽めの保湿
- 髪はきしみやすい
ノンシリコンシャンプーの特徴の大きなポイントは、頭皮や地肌、髪に優しいということです。
ノンシリコンのほとんどが、自然由来のオーガニックやボタニカルシャンプーになっているので、できるだけカラダに良いものを使いたいという人に、おすすめのシャンプーです。
しかし、自然由来のものは髪をキレイにする成分が、シリコンシャンプーに比べて少ないので、髪のきしみなどは気になる傾向にあります。
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「ノンシリコン」を使う上での注意点
ノンシリコンを使う上での注意点についてもお話していきます。
ノンシリコンはメリットもあれば、当然ながらデメリットもあるためある程度理解して使う必要があります。
上記にて、ノンシリコンシャンプーの大まかな特徴についてお話しましたが、当然ながらデメリットも存在します。
つまり、ノンシリコンシャンプーだけで全てを解決しない方がいいということになります。
ノンシリコンシャンプーは優秀なカテゴリのヘアケアアイテムですが、決して全ての悩み改善できるものではありません。
ノンシリコンシャンプーをおすすめする人は「頭皮トラブル」のある人
ノンシリコンシャンプーをおすすめする人は「頭皮トラブル」のある人がおすすめですが、悩みってそれだけじゃないですよね?
髪の悩みって一つじゃないのが、普通です。
つまり、頭皮もキレイにしたいけど、髪もキレイにしたいっていうのは、専門家からすれば難しい問題ですが、よく考えれば至って普通のことなんです。
しかし、その問題を解決するとなると複雑になります。
シリコンシャンプーを使えば、髪はキレイになるけど、頭皮の洗浄力が弱いor頭皮に刺激が強すぎるなど問題があり、
ノンシリコンシャンプーを使えば、頭皮トラブルは改善されるけど、髪が絡まったりパサツイたりというような問題があります。
そう考えると、今回の記事の悩みであった…、
ノンシリコンシャンプーを使っていますが、シリコン系アイテムは使うのはダメですか?
といことに対しての答えは、
問題は全くない!!
といことになります。
しかし、それは「正しい使い方ありきの考え方」でもあります。
ここからは、教えるノンシリコンとシリコンの組み合わせ方についてもお話していきます。
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教える「ノンシリコン」と「シリコン」の組み合わせ方
専門家的なノンシリコンとシリコンの組み合わせにはいくつかあります。
自分が使っているアイテムは合っているのか?
ノンシリコンの組み合わせ方一覧
- 使うアイテムを入れ替える
- 使い方を工夫する
- アイテムに合わせてヘアカットをする
その辺りも含めて見直してみることをおすすめします。
専門家的には、いくつかある組み合わせがあるので、分かりやすくまとめてみました。
こういう感じになります。順番に見ていきましょう。
使うアイテムを入れ替える
ノンシリコンシャンプーとシリコンシャンプーを決めた日数で使う方法というのもおすすめです。
例えば、各日毎のペースで、ノンシリコン→シリコン→ノンシリコン→シリコン、といった風に、
交互に使い分けておけば、頭皮保護→髪保護→頭皮保護→髪保護、といった感じでヘアケアとスカルプケアができるということです。
もちろん、ノンシリコンシャンプーしか合わないという方にはできませんが、全く合わないという人は意外にいてなかったりするものです。自分自身でも合わないと思っていても各日毎だったらいけるというケースはよくあります。
使い方を工夫する
今回の記事のポイントになりますが、組み合わせて使っていても使い方が正しければ全く問題ありません。
正しい使い方というのは、ノンシリコンシャンプーは髪がきしみやすくて、シリコンは頭皮トラブル発症の原因になるのであれば、上手く使えば組み合わせは自由です。
正しい使い方
- ノンシリコンシャンプーでは極力髪は洗わない
- シャンプー後は”くし”髪をとかす
- シリコン系アイテムは毛先にしかつけない
- シリコンは地肌につかないようにする
といった感じで、それぞれの特性を悩みを改善するための使い方をすれば良いです。
一つのアイテムで全ての悩みを改善するわけでなく、複数のアイテムで全ての悩みを改善するために使い分けるといった考えなのです。
アイテムに合わせてヘアカットをする
これは最終手段にはなりますが、使えるアイテムが少なくてそれでも悩みは多い場合はショートにするという考え方も一つです。
専門家的にあまりこういう思考は好きではありませんが、あなたに合うヘアケアアイテムがほとんどなくて、「ノンシリコンシャンプーがいい…けど、髪が絡まってしまって…」というような、少し極端な悩みですがあったとすると、ヘアカットするというのが最終手段にあります。
セミロングやロングヘアの場合、髪が長い分髪が絡まりやすかったりします。そういう場合絡まりやすい部分をカットしていれば、全く問題なく使えるようになるとうこともあります。
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あとがき
ノンシリコンシャンプーとシリコン系アイテムの組み合わせ方についてお話してみました。
どちらかと言うと、ノンシリコンとシリコンの特性を理解して、特性に合った使い方をすべきだということです。
この記事のまとめ
- ノンシリコンとシリコンの特性を知ること
- 特性に合った使い方をするのであれば問題はない
- さまざまな組み合わせ方がある
使うシャンプーを一つにするというのは、もはやナンセンスであると考えています。
そもそも、これだけたくさんのシャンプーがあるのであれば、一つに絞るなんて勿体ないと思います。
以上です。
参考になれば幸いです。