オーシャントリコ ワックスをレビュー!美容師が口コミ評価&成分解析の効果をレビュー検証
- 遅乾性が高く使いやすい
- まとまりやツヤ感を簡単につくれる
- 価格が安い
- 香りが良い
- セット力がやや低い
- 女性には不向き
有名な美容室でもある「OCEAN TOKYO」。メンズを中心に圧倒的な人気を誇る原宿発の美容室のトップスタイリストたちが自宅でも再現できるワックスを作りました。
ドライでボリュームのある立体感を簡単につくることができるワックスです。
OCEAN TRICO ヘアワックス オーバードライブの基本的な特徴と効果
OCEAN TRICO ヘアワックスのスペック
ブランド名 | OCEAN TRICO |
製品名 | ヘアワックス(オーバードライブ) |
分類 | 化粧品 |
商品区分 | スタイリング剤 |
容量 | 80g |
主な成分 | キャンデリラロウ、シクロペンタシロキサン、マイクロクリスタリンワックス、カオリン、セテス-6、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、セテス-20、ステアリン酸、ペンチレングリコール、コハク酸ジエチルヘキシル、ベヘニルアルコール |
香り | ライジングウェーブ(ライトブルー) |
生産 | 日本 |
メーカー | OCEAN TRICO(オーシャントリコ) |
今回の記事では、「オーシャン トリコヘアワックス(オーバードライブ)」を実際に使ってレビューします。
このワックスは、束感やボリュームを簡単に再現することができる超強力なハードワックスです。
オーシャントリコの特徴は、オーシャントーキョーの特徴スタイル“束感”を、自宅でも簡単に再現できるワックスです。
- キープ力が強くヘアスタイルを1日持続
- ベタつかないドライワックス仕様
- ライジングウェーブ(ライトブルー)の爽やかな香り
ラフで男らしくバサッとした束感を演出。ワイルドな仕上がりで柔毛~剛毛まで相性が良い、今回のオーバードライブはシリーズ最強のセット力・ツヤを出さないスモーキーマットな質感をつくることができます。
デザインやボトル容器について
マットなブラックカラーとホワイトカラーの2色が特徴となるトリコヘアワックス(オーバードライブ)。重さもほとんど感じずに安定した作りになっているのもポイント。見ているだけで高品質なのが分かるほどのマット感、手触りもかなりいい感じ。
OCEAN TRICO ヘアワックスの成分の解析
成分一覧
商品の成分
水、キャンデリラロウ、シクロペンタシロキサン、マイクロクリスタリンワックス、カオリン、セテス-6、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、セテス-20、ステアリン酸、ペンチレングリコール、コハク酸ジエチルヘキシル、ベヘニルアルコール、エチルヘキサン酸セチル、水酸化K、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボマー、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、加水分解ケラチン(羊毛)、ポリクオタニウム-51、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料
次に成分を見ていくと、ハードワックスとしてセット力が強めだけで、動きも作れるような成分内容になっています。
最近のワックスの主流になっている、キャンデリラロウ、マイクロクリスタリンワックスと伸びも良く、整髪力も高い人気の成分が構成。
その他にも使用感がよくなる成分もありますが、ハードなセット力に寄せられた内容に。
個人的には、ケラチンが構成されているのが気になります。それがどんな効果があるのか楽しみでもあります。
成分構成だけ見ると、ハードなワックスでセット力が強めな印象。使用感はそれほど良くはなさそうだが…。
と、実際に使ってみないと分からないので、本題でもあるワックスの使用感を見ていきます。
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OCEAN TRICO ヘアワックスを実際に使用して効果を本音レビュー
- 刈り上げ(ベリーショート)
- トップには立ち上げを作れるぐらいの短さ(ショート)
- 前髪は少し長めに設定(ミディアムショート)
美容師の経験を活かしてワックスレビューのためだけのヘアスタイルをガチカットしてみました。
第一印象や香り
ライジングウェーブと、かなり爽やかな香り。
個人的にはかなり好きな匂いです。
実際に触ってみると、ハードワックスなのに柔らかめのテクスチュア。
少し速乾性があるのか、手に出すと固まるのは早いかも。
実際の使用感
指で触ると、伸びは良く使用感も良さそう。
香りも広がってくれますが、少し強すぎる気もしますが、それでも心地良いぐらいの感じ。
髪への使い心地
実際に髪へ使用してみましたが、髪への伸びも良く、それでいて速乾性もあるため、簡単にボリュームや立ち上がりが作れます。
少しパリッというよりも、ドライワックス特有のガシっとした感じになります。
今回のスタイリング時間は約1分ほど、束感やボリュームは数秒でつくることができます。
とくにベリーショートの長さのバックはほとんどなじませるだけでもセットするぐらいに強力。
このトップもつかんで握るようにセットしただけで、この立ち上がりです。
動きや束感が好印象で、まとまりもかなり良い感じに再現できます。
どれくらいハード力が強いのか見てみる(振り回す)
次にどのくらいキープしてくれるのか、かなりの速さで振り回しました。
この速さで振り回しても、このキープ力。若干崩れはしましたがボリューム感は問題ありません。
どれくらいハード力が強いのか見てみる(強風を当てる)
最後にドライヤーでガッツリと風を当ててみました。
こちらはだいぶボリュームも崩れてしまい、少し残念。だいぶスタイルも崩れてしまったので、一日キープとは言えない感じです。
とはいえ、これだけやれば崩れて当然かもです。十分なキープ力は感じられます。
まとめ
- セット力もあり、キープ力もほどよくある
- 動きや束感の作りがピカイチ
- 香りが良くて大人男子になれる
- 一日キープするほどのパワーはない
- 価格が高め(市販での比較)
- 髪への負担もまぁまぁある
OCEAN TRICO ヘアワックスの評価・総評動きと束感をつくるのはピカイチ
アピールポイントにあるように動きや束感をつくるのに最適なハードワックス。立ち上げやボリューム感もつくることができるのでバランスも◎
実際に使ってみましたが、髪への伸びもよく、簡単にボリュームや立ち上げもつくることでき、束感やまとまりなどメンズに求められるスタイリングを簡単に再現できるアイテムになっています。
それでいて香りもいいので、オトナ男子に求められる部分も一つのアイテムで対応できるのも嬉しいポイント(しかも結構持続します)になります。
上記でもあるように、一日キープまでもいかないですが、かなりの長時間はキープできるパワーはあるため、ベリーショートやショートのスタイルなら間違いなくおすすめできます。
しかしパワーはある分、髪への負担もあるのは少し残念な感じ。少し長めのスタイルになってくるとスタイリング技術も少し必要になるので注意が必要です。
さらに、市販ワックスの中では群を抜いて価格が高い(ギャツビーやウーノなどと比較すると倍ぐらい)。
そのあたりは良く考えてみる必要があります。
目次に戻るOCEAN TRICO ヘアワックスの使い方
使い方は至ってシンプルです。
- 手の平によく伸ばします(石けんで洗うようにしっかりと伸ばす)
- 後頭部からつけていきます(下からつけていく)
- 全体にのばしてつける(下からつけていく)
- あとは表面につけていく
- 細かいところをつまみながら動きをつける
手に残ったヘアワックスで、髪をずらしたりすることで動きをつくることができます。
使用量目安
ショート | 髪が多い | |
---|---|---|
使用量の目安 | パール 1個分 | パール 1.5個分 |
「ベース剤」と「フィニッシュ剤」で使い分けて使う
まずはベース剤とフィニッシュ剤について分かりやすくお話します。
- ベース剤は髪の形をつくる時に使う下地
- フィニッシュ剤は形をキープする時に使う
使い分けテクニックとは、まずソフトワックスで形をつくる、ハードワックスでキープをさせる、ハードスプレーで固めるということです。
ベース剤は基本ソフトワックス・ヘアセラム・ヘアクリームなどが効果的です。
多くの人のスタイリングの失敗は、ベース剤を塗布せずにフィニッシュ剤のみなのがほとんどです。ベース剤とはフィニッシュ剤を使いやすくするための言わば土台つくりのようなものです。
ソフトワックスは使いやすい、塗布しやすいのが特徴です。ソフトワックスを全体にしっかりとなじませることで、フィニッシュ剤をつけやすくします。
フィニッシュ剤はハードワックスです。
- ベース剤の上からつける
- ボリュームや動きの欲しい部分にのみつける
ベース剤をつけることによって全体にスタイリングがしやすい状態になっているので、ボリュームや動きをつける使い方もあります。
目次に戻るOCEAN TRICO ヘアワックスはどれがいい?
オーシャントリコのスタイリングシリーズは現在7種類あり、微妙な違いのあるヘアワックス5種類とウェット系1種類・ウルトラハード1種類があります。
- ヘアワックスエッジ
- ヘアワックスオーバードライブ
- ヘアワックスクレイ
- ヘアワックスエアー
- ヘアワックスナチュラル
- ヘアワックスシャインオーバー
- ヘアワックスジェット
商品名 | 商品イメージ | 立ち上げ | 毛束 | ふんわり | ツヤ感 |
---|---|---|---|---|---|
エッジ | ◎ | ◎◎ | ◯ | △ | |
オーバードライブ | ◯ | ◎ | ◎◎ | △ | |
クレイ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | |
エアー | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | |
ナチュラル | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | |
シャインオーバー | ◯ | ◯ | ◎ | ◎◎ | |
ジェット | ◎◎ | ◯ | ◎ | ☓ |
前提としては、どれも使いやすいスタイリング剤で満足度は高いです。
それを踏まえた上で、個人的にはエッジ・オーバードライブ・クレイ・エアー・ナチュラルの5種類に関してはそれほど大きな違いはなくて、質感の微妙な違い程度です。それでも分からない場合はオーバードライブをおすすめします。
あとは、ベリーショートでとりあえずガッチリ系がいいならジェット・ウェットスタイリングならシャインオーバーといった感じが良いです。
オーシャントリコ ヘアワックスエッジ
空気感のあるシャープな毛束も変幻自在。
オーシャントリコ ヘアワックスオーバードライブ
どの髪型でも、束感と立ち上がりがキマる。
オーシャントリコ ヘアワックスクレイ
動かしやすく一日中セットが崩れない。
オーシャントリコ ヘアワックスエアー
ふんわりしたエアリーな束感を演出。
オーシャントリコ ヘアワックスナチュラル
ニュアンス・ルーズな動きを演出。
オーシャントリコ ヘアワックスシャインオーバー
ウェットスタイルをしっかりキープ。
オーシャントリコ ヘアワックスジェット
シリーズ最強のキープ力。