きしです。「1から学ぶ美髪つくりの方法(シャンプー編)」の5回目の記事になります。
シャンプーをする上で重要になるのが、トリートメント類のアイテムです。シャンプーとは界面活性剤の種類が違い、目的も違います。
そんなトリートメントの中にも、リンス・コンディショナー・トリートメントの3種類があります。
それぞれの違いや特徴を理解しましょう。
この記事のポイント
- リンス・コンディショナー・トリートメントの違いを解説
洗髪したあとに、あなたが使用しているのはリンス・コンディショナー・トリートメントのどれでしょうか?
先日、こんな質問がありました。
リンス・コンディショナー・トリートメントの違いってなに?
意外と知らない方が多いこの質問。
人によってはこの3種類を、ひとくくりにしている人もいらっしゃいますが、実はちゃんとした違いがあります。その違いを理解した上で、どれを使うかを変えるべきなのです。
そこで当記事では、リンス・コンディショナー・トリートメントの違いを分かりやすくお話します。
この記事の目次
この記事の著者・運営・監修者
美容業界20年以上のキャリアがあり、当サイトの運営をしています。当サイトでは、主にシャンプー・洗い流さないトリートメント・スタイリング剤(ワックス)・ヘアマスク&ヘアパックなど美容に役立つアイテムのレビューをしています。約500種類以上のアイテムを使用、美髪つくりに役立つ情報発信をしています。株式会社Ll's. 代表取締役。プロフィール詳細 。
「和歌山高等美容専門学校 」卒業。
保有資格:美容師免許(美容師免許の概要について)
スクロールできます
監修者 / 美容師
廣瀬 幸奈
hair make lonlo代表。
奈良・和歌山と下積みを10年経て独立。色んな美容情報を配信、ヘアケアマイスタープライマリー、化粧品検定、2017saita mookヘアカタログ掲載・美容コンテスト受賞多数。
監修者ページはこちら。主にヘアケアを中心に、シャンプー、洗い流さないトリートメントの記事を監修
監修者 / hair Designer
谷本 昌浩
美容室Re:berta チーフディレクター。
和歌山・横浜と下積みを10年経て活躍する美容師スタイリスト。「ハイリスク矯正」「他店の失敗リカバリー」「アンチエイジング矯正」「抗がん剤後のくせ毛対策」など、クセ毛に特化した独自のメソッドで全国からさまざまな客層から支持される。監修者ページはこちら。
主にくせ毛、縮毛矯正、スタイリング剤、ヘアマスクの記事を監修
「コンディショナー・リンス・トリートメント」について
まずは「リンスとコンディショナーとトリートメント」について知りましょう。
髪をキレイにするヘアケア剤と言われるものです、よく考えて選びましょう。
シャンプーは、「アニオン界面活性剤」という成分で、汚れを浮かして地肌キレイにしてくれます。しかしシャンプーでは、余分のものまで洗い流してしまい、髪がからまりやすい状態、傷みやすい状態になってしまいます。
そのためシャンプーをしたあとは髪をコーティングして守る必要があります。
その役割となるのが「リンス・コンディショナー・トリートメント」となります。
これらのヘアケア品には主に、「カチオン性界面活性剤」という成分があり、シャンプーの界面活性剤はマイナスインで汚れを落とし、ヘアケア剤はプラスイオンで髪に水分を吸着しやすくしてくれる効果があります。
アニオン性界面活性剤
マイナスイオンで、泡立ちが良く、洗浄力に優れています。主にシャンプーに配合されています。
カチオン性界面活性剤
プラスイオンで、毛髪表面を整えて、なめらかにします。主にリンス・コンディショナー・トリートメントに配合されています。
それぞれの違いをグラフ化
種類 | 特徴 |
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リンス | 髪のすべりをよくし、扱いやすくします |
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コンディショナー | 髪の表面を整えてダメージ部分をケアする |
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トリートメント | 毛髪の表面も内部も整えて、ダメージ部分をケアします |
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リンスは髪の手触りを、コンディショナーは表面をキレイにします。トリートメントは手触りや表面、髪内部までをキレイにしていきます。
髪をキレイにする順に並び替えると、リンス>コンディショナー>トリートメントといった感じになります。
それぞれは髪をキレイにする成分や成分量に違いがあるために、比例して価格も変動していきます。
リンスの方が低価格なものが多く、コンディショナー・トリートメントは髪のキレイにする効果に比例して、高価になっていきます。
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どれが良いのか?
リンスとコンディショナーとトリートメントでは、どれが良いのでしょうか?
女性ならトリートメント一択です、ロングヘアーの人ほどトリートメントを使うべきです。
どれが良いのかは人によって違います。
それは、人によって優先させるポイントが違うからです。
このヘアケア剤については、わりとシンプルな選択肢になります。
というのも、できるだけ価格を抑えたいのならばリンス一択、髪をキレイにするのならばトリートメント一択になるのです。そのあいだにコンディショナーがあるような感じです。
簡単にまとめると、トリートメントのコストを抑えていったものが、コンディショナー・リンスという考え方です。
髪をキレイにすることを優先させるか、価格を抑えることを優先させるか、というあなたの優先ポイントによって選択をするべきなのです。
【深堀】トリートメントには2種類あります
先日、お客様からも「トリートメントは週に1度するものでしょ?」という質問をいただきました。
そうでもあるし、そうではありません。
実は、トリートメントには、毎日する「デイリータイプ」と週に一度だけする「ウィークリータイプ」があるのです。
このトリートメントは、成分が全然違うので、どちらかを使っているから良いというものではなく、髪を万全な状態にするのであれば、両方のトリートメントを使うべきなのです。
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よくある質問集(Q&A)
リンスとコンディショナーは同じものですか?
リンスとコンディショナーは似ていますが、目的が少し異なります。リンスはシャンプー後に髪の表面を滑らかにし、静電気を防ぐ役割があります。一方、コンディショナーは髪の内部に浸透し、保湿や栄養を補給して髪を健康に保つ効果があります。
トリートメントはリンスやコンディショナーとどう違うのですか?
トリートメントはリンスやコンディショナーよりも深いケアを提供します。髪の内部にまで浸透し、ダメージを修復したり、髪質を改善する成分が含まれています。特にダメージヘアや乾燥した髪に効果的です。
リンスは毎日使ってもよいのでしょうか?
リンスは毎日使っても問題ありません。シャンプー後に髪の表面を滑らかにし、指通りをよくするため、日常的な使用に適しています。
コンディショナーはどのくらいの頻度で使うのがよいですか?
コンディショナーも毎日使うことができます。シャンプー後に使用して、髪に必要な保湿や栄養を補給することで、健康な髪を維持できます。
トリートメントはどのくらいの頻度で使うべきですか?
トリートメントは週に1〜2回の使用がおすすめです。髪のダメージ度合いや乾燥状態によって頻度を調整するとよいでしょう。過度な使用は髪を重くする可能性があります。
リンスとコンディショナーは一緒に使ってもよいですか?
リンスとコンディショナーを一緒に使う必要はありません。どちらか一方を使用することで十分なケアができます。ただし、髪の状態に応じて使い分けるのが理想的です。
トリートメントの効果を最大限に引き出すためにはどうしたらよいですか?
トリートメントの効果を最大限に引き出すためには、シャンプー後に髪をタオルドライし、トリートメントを髪全体に均一に塗布します。その後、数分間放置してからよく洗い流すことで成分がしっかりと浸透します。
リンス、コンディショナー、トリートメントの成分の違いは何ですか?
リンスは主に髪の表面をコーティングする成分が含まれています。コンディショナーは保湿成分や栄養成分が含まれ、髪の内部に浸透します。トリートメントはさらに高度な修復成分や保護成分が含まれており、髪のダメージを修復します。
髪質に応じたリンス、コンディショナー、トリートメントの選び方は?
髪質に応じた選び方として、細い髪には軽めのコンディショナーやリンスを、太くて乾燥しやすい髪には保湿力の高いコンディショナーやトリートメントを選ぶとよいでしょう。ダメージがひどい場合は修復効果の高いトリートメントが適しています。
トリートメント後にリンスやコンディショナーを使うべきですか?
トリートメント後にリンスやコンディショナーを使う必要はありません。トリートメント自体に髪を滑らかにする効果が含まれているため、追加で使う必要はないでしょう。
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あとがき
まとめると、リンスやコンディショナーを使っている人はトリートメントを使うことをおすすめします。
トリートメントでもピンからキリまであるので、自分にあったものを使いましょう。
意外に知られていないことを分かりやすく紹介してみました、自分の使っているヘアケア品はなんなのかを、1度見直してみましょう。
「美容室のトリートメントって高いよね?」
っていうことをよく聞きますが、
美容室では、リンスやコンディショナーは販売していることはありません。髪をキレイにするという部分に特化しているために、高価な商材が多いのです。
髪をキレイにしたいのならば「サロンシャンプー」一択です。
シャンプーを変えてあげるだけではダメですが、合わせて参考にしてもらうと、髪がどんどんキレイになっていきます。
そんな感じで以上です。