ヘアドネーションシャンプーを美容師が本音レビュー!良い&悪い口コミ評価&成分解析の効果を検証!
髪の寄付でも有名な「ヘアドネーション」、実は髪の寄付だけでなく、シャンプーを使うことでも寄付ができるのをご存知でしょうか?
「JHD&C」という寄付された髪だけで作ったメディカル・ウィッグを頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに完全無償提供している日本で唯一のNPO法人では、独自のシャンプーを開発、収益全額寄付しているものがあります。
今回紹介する「ヘアドネーションシャンプー」は、
- 髪を長く伸ばすのは難しい
- 予定があって、今は髪を切ることができない
- なにか違う形で応援したい
- 大人の男性でも気軽に参加したい
そんな声にお応えするチャリティプロダクトです、日々のシャンプーでヘアドネーションに参加することができます。
コラーゲン洗浄剤使用で、ベタつかず、しっとりなめらかな洗い上がりのシャンプーです
- 髪を切らずに寄付ができる
- 男性でもできる
- 気軽にできる
- 髪への使用感は微妙
- 価格は高い
「ヘアドネーションシャンプー」の特徴
今回の記事では、実際に「ヘアドネーションシャンプー」を使ってレビューします。
このシャンプーは、髪だけでなく頭皮のケアまでできるヘアケアシャンプーです。
ヘアドネーションシャンプーの収益金の全額が、JHD&Cのウィッグ製作費として寄付されます。 30種類の和漢をベースに、イランイランやローズマリー、当帰(トウキ)など天然ハーブから抽出したボタニカルオイルをふんだんに使用した贅沢な処方です。
引用元 | ヘアドネーションシャンプー|Japan Hair Donation & Charity
ヘアドネーション用のボタニカルシャンプー!
ヘアドネーションシャンプーの特徴は、髪の寄付をサポートをするヘアケアだけでなくこのシャンプー自体の収益も寄付に繋がります。
- 30種類の和漢をベースに、天然ハーブから抽出したボタニカルオイルをふんだんに使用
- ウィッグや頭皮のケアにも使用できます
- 全身用のボディソープとしてし使えます
髪だけでなく、頭皮、全身にも使える便利なシャンプーで、寄付としても活用できる特殊なシャンプーです。
- ヘアドネーションシャンプー
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シャンプー
水、ココイルグルタミン酸TEA、ラウラミドプロピルベタイン、デシルグルコシド、ラウラミドDEA、ポリクオタニウム−10、カブリリルグリコール、ラウリン酸PEG-80ソルビタン、塩化Na、ココイルリンゴアミノ酸Na、ココイル加水分解コラーゲンK、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、グリチルリチン酸2K、リンゴ酸、ベンチレングリコール、エチルヘキシルグリセリン、トリイソステアリン酸PEG−120メチルグルコース、アルニカ花エキス、オドリコソウ花エキス、オランダカラシ葉/茎エキス、ゴボウ根エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、ニンニク根エキス、セイヨウアカマツ球果エキス、ローズマリー葉エキス、ローマカミツレ花エキス、BG、ノイバラ果実エキス、マグワ根皮エキス、シャクヤク根エキス、トウキ根エキス、クララ根エキス、イランイラン花油、オレンジ油、クエン酸、アロエベラ葉エキス、PCA-Na
全体的に成分数も多く、それでいてバランスも良いため非常に好印象の内容でした。
まずは洗浄成分では、グルタミン酸系、ベタイン系と、マイルドな洗浄成分がベースになっていて、若干弱めの構成になっています。デリケートな髪に頭皮と使用することができます。
その後、保湿剤は多いのも良い感じですが、補修力はほとんどないためダメージヘアとの相性は微妙かというところ。とはいえ頭皮への保湿力はほどよくあるので安心感はあります。
ヘアドネーションシャンプーということで、内容自体にあまり期待していませんでしたが、成分構成はかなり品質の高そうな感じになっています、
成分構成だけ見ると、優しい洗浄力に保湿力の高さなど、効果も期待できるバランスの良いシャンプーと言う印象。
目次に戻るシャンプーを実際に使用して効果を本音レビュー【香り・泡立ち・洗いごこち】
シャンプーの香り
天然ボタニカルオイルということで、香りはボタニカル系になっていて、お世辞にも良いとは言えない感じ。少し残念。
シャンプーの泡立ち
泡立ちは普通よりもやや泡立ちにくい印象。
使う分には問題なし。
髪や頭皮への使用感
実際に使用してみた感じでは、ひっかかりやツッパリ感が少しあるため、女性やデリケートな髪質には使いづらい印象。
頭皮の保湿力もあるはずだけど、思っていたよりも使用感自体は微妙な感じでした。
レビューまとめ
- 天然由来の成分が多い
- シャンプーを使うこと自体がヘアドネーションになる
- しっかりと構成されている成分
- 使用感は微妙
- 女性には不向き
- ダメージ毛などとも相性が悪い
シャンプーの解析・評価・使用感のまとめ
成分構成自体は悪くはないのですが、実際の使用感は悪い。しかし使うだけでもヘアドネーションになるので使う価値は十分あり。実際に使ってみましたが、香りも使用感も微妙、女性には不向きだと思うシャンプーでしたが、そもそも使うだけでヘアドネーションができるのでもし気になっている方がいればおすすめしたいシャンプーでした。
というのも女性には不向きですが、男性や子供にまで使えるシャンプーなので、自分で使わなくても家族で使用することで寄付することができます。
成分構成自体も頭皮へは良さそうな感じなので、長期使用でも全く問題ありませんし、髪がデリケートでなければ、シャンプーもできて寄付もできるし、一石二鳥なアイテムでした。
まぁ、天然由来の成分が多く構成されているということで、きちんとしたボタニカルシャンプーなんでしょうけど、逆にデメリット(シャンプーとしての使用感が悪い)なんかもちゃんとボタニカルシャンプーです。
そういった意味では、女性には使いづらいですが、家族で使う分には全く問題のないシャンプーなんだなというのが個人的な感想というか結論になります。
さすがにわたしの髪質とは相性悪すぎでしたが、ヘアドネーションをしたいけど、切りたくない・まだドネーションする長さに到達していない、などの方にはおすすめです。
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シャンプーの効果的な使い方
ここでのシャンプーのやり方は、キレイに洗髪してかつ髪への負担を減らすということに着眼しています。その上で、とくに重要となることがあります。
それは、「髪を優しく扱うということ」です。
もし、頭皮をスッキリさせるためや、よりキレイにするために、”ゴシゴシと洗ってる”という人がいたら、少し待ってください。
実は、シャンプーをゴシゴシしなくても汚れは簡単に落ちるものなのです。
「髪を優しく、丁寧に扱う」ことを意識していけば、必ず髪の負担は減り、結果として髪はキレイになっていきますので、チャレンジしていきましょう。
ブラッシング
シャンプー前に汚れを落として絡まりを防ぐ効果もあります。少し粗い大きめのブラシもしくは、クシでとかしてあげましょう。
流し(すすぎ)
- 髪はシャワーのお湯ですすぎましょう
- 髪よりも頭皮をかくようにしましょう
- 時間的には2〜3分程度
- トリートメントのすすぎ残しも、頭皮トラブルや髪の毛のダメージにつながるのでしっかりとすすぎ流しましょう。ここまでがしっかりとできるようになれば自宅でのヘアケアのレベルが一段階アップします。
- 最後に軽くブラッシングしてあげることで、水分もとれるだけでなく、お風呂上がりのタオルドライも楽になるのでおすすめ。
- 上を向いてシャワーを上➔下に流すようにして全体によくすすぐようにしましょう。
すすぎは約2〜3分前後を目安に指の腹でやさしくやってあげましょう。
よく汗をかいた後や、スタイリング剤がついてるなどの場合は、皮脂などの油分が邪魔してシャンプーがなかなか泡立ちません。ですが、髪の汚れの大半はこの流しだけでとれるといわれています。ほとんどの汚れはお湯のみで落ちるのです。
流しでは、しっかりと8割の汚れを落とし、残り2割をシャンプーで落としてあげるようなイメージが大切です。
シャンプーはしっかりと泡立てる
- シャンプー剤は手のひらで泡だててから髪につける
- 一気に出しすぎない
泡立てがしっかりしていれば、シャンプー中の髪の指通りがよくなり、髪への負担が軽減されます。
多くの人は、シャンプーをするときには、何も考えずに洗髪をしてしまいますが、髪というのはとても繊細でデリケートです。たとえば、髪に直接シャンプーをつけてしまうことによって、泡立てをする摩擦によって髪には負担になってしまいます。
シャンプーの泡立てをするときには、手の上にシャンプーが溢れない程度(100円玉量程度)を、手の上で円を描くようにして優しく、しっかりと泡立をしてから髪につけるようにしましょう。
定期的に空気をいれながら、円を描くようにしてあげると、泡が立ちやすくなるので実践してみてください。うまくいかない場合は洗顔用の泡立てネットを使って泡立てるのも効果的です。とても大きく優しくなります。
いい泡でシャンプーができるようになると、髪の毛や頭皮を綺麗な状態をキープしやすくなるだけでなく、ダメージ予防、トラブル予防になります。
シャンプーをする時は頭皮をメインに洗いましょう
実は、髪についている汚れなどは、あまりシャンプーは必要なくて、シャワーだけでとれてしまうのです。
シャンプーがもっとも必要になるのが、頭皮の汚れなのです。
頭皮をメインにシャンプーで洗って、髪は手ぐしを通す程度でも十分にキレイに洗えているのです。
- 髪は指を通す程度
- 頭皮はもみ洗い、こすり洗い
- 耳周りや首周りをよく洗いましょう
しかし、頭皮の皮脂がきちんと洗えていないことにより皮脂は酸化し過酸化脂質となります。これが頭皮の臭いの原因や、症状を放置していると、薄毛や抜け毛の原因にもなります。
髪が長い人ほど、洗い残しがあるので耳周りや顔まわりといった、洗いにくい部分もしっかりと洗ってあげましょう。
洗う時は指の腹の部分で洗う
頭皮を爪などで、傷つけてしまうと傷がついてしまって、さらに炎症をおこす恐れもあるので、指のはらの部分で洗うように心がけましょう。
頭皮も髪と同じく、とても繊細でデリケートになっていますので、優しく丁寧なシャンプーを心がけましょう。
トリートメントもやさしく丁寧に
水分により髪のキューティクルは開き、髪のすべりが悪くなるために摩擦がおきやすいので、トリートメントでキレイにしていきましょう。トリートメントをする時は、頭皮の根本付近の髪から毛先にかけて、手ぐしを通すようにしてトリートメントをつけましょう。ブラッシング用のクシもあれば完璧です。
さらに、両手のひらで優しく間に挟み、すべらすようにして整えてあげるのも効果的です。
最後のすすぎ
トリートメントのすすぎ残しも、頭皮トラブルや髪の毛のダメージにつながるのでしっかりとすすぎ流しましょう。ここまでがしっかりとできるようになれば自宅でのヘアケアのレベルが一段階アップします。
最後に軽くブラッシングしてあげることで、水分もとれるだけでなく、お風呂上がりのタオルドライも楽になるのでおすすめ。
あとがき
この記事では、「ヘアドネーションシャンプー」について書きました。
実際に使ってみましたが、「寄付」という観点を除けば、使い勝手も悪く、使用感も微妙なシャンプーだったので残念でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ご質問やご感想は、以下までお寄せください。