Cocopalm(ココパーム)ナチュラル シャンプーを美容師が本音レビュー!良い&悪い口コミ評価&成分解析の効果を検証!
今回紹介する「ココパーム ナチュラルシャンプー」は、南国のスパリゾートをテーマに生まれたスパマッサージヘアケアシリーズです。
地肌と髪を双方から集中補修してくれるノンシリコンシャンプーです。
- 香りが良い
- 爽快感のある洗い心地
- サラっとした質感
- 価格が高い
- 使用感は微妙
- ケアには不向き
「Cocopalm ナチュラル シャンプーの特徴
今回の記事では、実際にココパームのシャンプー&トリートメントを使ってレビューします。
このアイテムは南国の高級スパリゾートをテーマに生まれたスカルプ&エイジングヘアケアシリーズです。
ココパームの特徴は、ノンシリコン処方で濃密泡のアミノ酸系「ナチュラルシャンプー」と、浸透補修成分が高濃度に配合された濃密な「ナチュラルトリートメント」で、ハリ・コシ・ツヤのある髪にしてくれます。
- 南洋植物エキス・オイル配合
- 植物由来の洗浄成分
- 無添加でお肌に優しい(着色料・パラベン・動物&鉱物油が不使用)
きめ細かいクリーミな泡が髪を1本1本を包みこみ、クッションとなって摩擦によるダメージを防ぎます。
髪についた汚れや皮脂を一度リセットし、すっぴん地肌のようなツヤ髪に導くアイテムシリーズです。
ボトルのデザインやフォルムについて
クリアなオレンジが特徴のココパーム。南国のスパリゾートをイメージさせるエスニックなデザイン。ノズルも押しやすく機能的で、使いやすそうな感じ。
角ばったデザインで大きめで持ちづらいですが、重心が下にあるひょうたん型なので安定感があります。一方トリートメントは「まさにトリートメント」と感じるクリーミな色合い。
シャンプーと同じデザインで南国のコンセプトを感じながらも、違いも一目で分かるようになっています。
ノズルはゴールドでシャンプーと同じく使いやすそう。
デザイン性も良く、見ただけでコンセプトやコレが何なのかもはっきりわかり好印象なボトルになっています。
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全成分を見る
シャンプー
水、ココイルサルコシンNa、コカミドプロピルベタイン、トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン、ヘキシレングリコール、ハイビスカス花エキス、パパイア果実エキス、アサイヤシ果実エキス、クダモノトケイソウ果皮エキス、ショウガ根エキス、ポリクオタニウム-10、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ラウリン酸PEG-2、クエン酸、スクロース、マルトデキストリン、BG、エタノール、フェノキシエタノール、香料
トリートメント
水、ヘキシレングリコール、ベヘントリモニウムクロリド、セタノール、ステアリルアルコール、パーム油、加水分解ケラチン(羊毛)、アルガニアスピノサ核油、シア脂、ヤシ油、オリーブ油、バオバブ種子油、ガーデニアタヒテンシス花エキス、ハイビスカス花エキス、アサイヤシ果実エキス、クダモノトケイソウ果皮エキス、ショウガ根エキス、ジココジモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、ラウレス-25、ラウレス-4、ジメチコン、アモジメチコン、クエン酸、マルトデキストリン、BG、エタノール、フェノキシエタノール、香料
次に成分を見ていきます。
メインの洗浄成分のココイルサルコシンNaは、アミノ酸系ですが脱脂力は高めで殺菌効果があり、少し刺激もあります。ですが、次のコカミドプロピルベタインで刺激の緩和をしています。
さらにナタネ油由来のトリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン、パラベンの代わりにヘキシレングリコールとオーガニック製品によく使用される低刺激の成分が続き、ハイビスカス花エキス、パパイア果実エキス、アサイヤシ果実エキス、クダモノトケイソウ果皮エキス、ショウガ根エキスと天然のエモリエント成分が多く配合。
シンプルな処方で適度な脱脂力と、低刺激の洗浄成分のバランスがいい感じのシャンプーという感じ。
一方でトリートメントはヘキシレングリコール、ベヘントリモニウムクロリド、セタノール、ステアリルアルコールとトリートメントとしては微妙なスタート。
ですがパーム油、加水分解ケラチン(羊毛)、アルガニアスピノサ核油、シア脂、ヤシ油、オリーブ油、バオバブ種子油、ガーデニアタヒテンシス花エキス、ハイビスカス花エキス、アサイヤシ果実エキス、クダモノトケイソウ果皮エキス、ショウガ根エキスとエモリエント成分も多めに入っています。
特に加水分解ケラチンはサロン専売品にもよく使用されていて、髪の補修成分で市販品への配合はめずらしく好印象。
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シャンプーを実際に使用して効果を本音レビュー【香り・泡立ち・洗いごこち】
シャンプーの香り
シャンプーを出してみると、フルーティネロリの香りがいい感じ。
少し強めですがイヤな感じは全くありません。
シャンプーの泡立ち
簡単に泡立ちクリーミーな泡質。
濃厚で洗い心地が良さそう。
髪や頭皮への使用感
洗ってみると肌のつっぱりは感じませんが、やはりノンシリコンで少し髪はきしみます。
トリートメントの質感は良好で、シャンプーで少しカシッとした質感をなめらかにしてくれます。
が、ツンとした匂いがして個人的には微妙…
レビューまとめ
- シャンプーとトリートメントのバランスがいい感じ
- トリートメントの質感がサロン専売品に負けないクオリティ
- シャンプーに保湿感が足りない
- トリートメントの香りが残念
\ 100%美髪成分のヘアケア/
シャンプーの解析・評価・使用感のまとめ
シャンプーでしっかり洗い、トリートメントで潤う役割分担がはっきりしたアイテムです。実際に使ってみましたが、シャンプーに関しては特に頭皮へフォーカスをしている印象で、いたずらに脱脂するのではなく適度な洗浄感があり悪くはない印象。
とはいえ、エモリエント成分も入ってはいますが、シャンプーだけではきしみが気になるのも正直なところ。
それをカバーするためのトリートメントの質感は上々で、「洗う」「保湿」がはっきり分かれるセット使いがオススメのアイテムです。
悪くはないのですが、それぞれにあと「もう一歩」という印象のアイテム。
シャンプーもロングヘアの人や、ダメージがある人にはひっかかりが出すぎるので注意が必要かも。
しっかり洗いたい人や、髪にトラブルがない人には使いやすいかもしれません。
目次に戻るシャンプーの効果的な使い方
ここでのシャンプーのやり方は、キレイに洗髪してかつ髪への負担を減らすということに着眼しています。その上で、とくに重要となることがあります。
それは、「髪を優しく扱うということ」です。
もし、頭皮をスッキリさせるためや、よりキレイにするために、”ゴシゴシと洗ってる”という人がいたら、少し待ってください。
実は、シャンプーをゴシゴシしなくても汚れは簡単に落ちるものなのです。
「髪を優しく、丁寧に扱う」ことを意識していけば、必ず髪の負担は減り、結果として髪はキレイになっていきますので、チャレンジしていきましょう。
ブラッシング
シャンプー前に汚れを落として絡まりを防ぐ効果もあります。少し粗い大きめのブラシもしくは、クシでとかしてあげましょう。
流し(すすぎ)
- 髪はシャワーのお湯ですすぎましょう
- 髪よりも頭皮をかくようにしましょう
- 時間的には2〜3分程度
- トリートメントのすすぎ残しも、頭皮トラブルや髪の毛のダメージにつながるのでしっかりとすすぎ流しましょう。ここまでがしっかりとできるようになれば自宅でのヘアケアのレベルが一段階アップします。
- 最後に軽くブラッシングしてあげることで、水分もとれるだけでなく、お風呂上がりのタオルドライも楽になるのでおすすめ。
- 上を向いてシャワーを上➔下に流すようにして全体によくすすぐようにしましょう。
すすぎは約2〜3分前後を目安に指の腹でやさしくやってあげましょう。
よく汗をかいた後や、スタイリング剤がついてるなどの場合は、皮脂などの油分が邪魔してシャンプーがなかなか泡立ちません。ですが、髪の汚れの大半はこの流しだけでとれるといわれています。ほとんどの汚れはお湯のみで落ちるのです。
流しでは、しっかりと8割の汚れを落とし、残り2割をシャンプーで落としてあげるようなイメージが大切です。
シャンプーはしっかりと泡立てる
- シャンプー剤は手のひらで泡だててから髪につける
- 一気に出しすぎない
泡立てがしっかりしていれば、シャンプー中の髪の指通りがよくなり、髪への負担が軽減されます。
多くの人は、シャンプーをするときには、何も考えずに洗髪をしてしまいますが、髪というのはとても繊細でデリケートです。たとえば、髪に直接シャンプーをつけてしまうことによって、泡立てをする摩擦によって髪には負担になってしまいます。
シャンプーの泡立てをするときには、手の上にシャンプーが溢れない程度(100円玉量程度)を、手の上で円を描くようにして優しく、しっかりと泡立をしてから髪につけるようにしましょう。
定期的に空気をいれながら、円を描くようにしてあげると、泡が立ちやすくなるので実践してみてください。うまくいかない場合は洗顔用の泡立てネットを使って泡立てるのも効果的です。とても大きく優しくなります。
いい泡でシャンプーができるようになると、髪の毛や頭皮を綺麗な状態をキープしやすくなるだけでなく、ダメージ予防、トラブル予防になります。
シャンプーをする時は頭皮をメインに洗いましょう
実は、髪についている汚れなどは、あまりシャンプーは必要なくて、シャワーだけでとれてしまうのです。
シャンプーがもっとも必要になるのが、頭皮の汚れなのです。
頭皮をメインにシャンプーで洗って、髪は手ぐしを通す程度でも十分にキレイに洗えているのです。
- 髪は指を通す程度
- 頭皮はもみ洗い、こすり洗い
- 耳周りや首周りをよく洗いましょう
しかし、頭皮の皮脂がきちんと洗えていないことにより皮脂は酸化し過酸化脂質となります。これが頭皮の臭いの原因や、症状を放置していると、薄毛や抜け毛の原因にもなります。
髪が長い人ほど、洗い残しがあるので耳周りや顔まわりといった、洗いにくい部分もしっかりと洗ってあげましょう。
洗う時は指の腹の部分で洗う
頭皮を爪などで、傷つけてしまうと傷がついてしまって、さらに炎症をおこす恐れもあるので、指のはらの部分で洗うように心がけましょう。
頭皮も髪と同じく、とても繊細でデリケートになっていますので、優しく丁寧なシャンプーを心がけましょう。
トリートメントもやさしく丁寧に
水分により髪のキューティクルは開き、髪のすべりが悪くなるために摩擦がおきやすいので、トリートメントでキレイにしていきましょう。トリートメントをする時は、頭皮の根本付近の髪から毛先にかけて、手ぐしを通すようにしてトリートメントをつけましょう。ブラッシング用のクシもあれば完璧です。
さらに、両手のひらで優しく間に挟み、すべらすようにして整えてあげるのも効果的です。
最後のすすぎ
トリートメントのすすぎ残しも、頭皮トラブルや髪の毛のダメージにつながるのでしっかりとすすぎ流しましょう。ここまでがしっかりとできるようになれば自宅でのヘアケアのレベルが一段階アップします。
最後に軽くブラッシングしてあげることで、水分もとれるだけでなく、お風呂上がりのタオルドライも楽になるのでおすすめ。
あとがき
この記事では、「ココパーム ナチュラル シャンプー&トリートメント」について書きました。
実際に使ってみましたが、個人的には脱脂力の強めなシャンプーに保湿力の高いトリートメントで、あともう一歩という感じのアイテムでした。
スペック
ブランド名 | ココパーム |
製品名 | ナチュラルシャンプー |
商品区分 | シャンプー |
容量 | 600ml |
主な洗浄成分 | ココイルサルコシンNa、コカミドプロピルベタイン、トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン、ヘキシレングリコール |
香り | フルーティネロリ |
メーカー | サラや |
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