アクアインテンシブ シャンプーを美容師が本音レビュー!良い&悪い口コミ評価&成分解析の効果を検証!
今回紹介する「アクアインテンシブ シャンプー」は、まとまりやパサツキが気になる髪質に相性のいいシャンプーになっています。
このアイテムは、髪のうるおいを守り、ダメージやパサつきを防ぎながら不要な汚れを洗うためのシャンプーです。
- 使い勝手の良いデザイン
- 快適な使用感
- 香りが良い
- 洗浄性が強い
- 保湿性が物足りない
- 中途半端感がある
「アクアインテンシブ アクアインテンシブ」の特徴
実際に「アクアインテンシブ シャンプー&トリートメント」を使ってみました。
髪にツヤを出すために資生堂独自の「アクアミックテクノロジー」を採用し、キレイな髪をつくるためのアイテムとなっています。
ボトルのデザインやフォルムについて
こちらは、「アデノバイタル」や「ルミノフォース」と同じフォルムで手にフィットするためのようなデザインです。白を基調としたベースカラーで、クリアな質感と合わさり、とても美しいです。
手にフィットするあたりは、さすがSHISEIDOといったところ。フォルムにまでこだわりを感じます。細かいところまで安定感があり、例えばフタを開けるときの固さ一つとっても「ちょうどよい」ため、ストレスが全くない使用感。
出す時には、トリートメントが濃厚だからか少し固めな感じはしますが、これは仕方ないのかなとも。やはり、SHISEIDOのシャンプーは基本的にフォルムデザインが素晴らしいです。使いやすさに特化しているため、細かいところにまで配慮が行き届いています。
目次に戻る成分の内容と検証
全成分を見る
シャンプー
水、ラウレス硫酸Na、ココイルメチルタウリンタウリンNa、コカミドプロピルベタイン、ジステアリン酸グリコール、ラウリン酸PEG-2、塩化Na、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、アルギニン、ポリクオタニウム-11、グリチルリチン酸2K、コンドロイチン硫酸Na、チオタウリン、ローヤルゼリーエキス、オノニスエキス、褐藻エキス、紅藻エキス、シソエキス、緑藻エキス、DPG、クエン酸、EDTA-2Na、ソルビトール、BG、PPG-70ポリグリセリル-10、エタノール、BHT、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
トリートメント
水、ソルビトール、イソベンチルジオール、ジメチコン、水添ナタネ油アルコール、ベヘントリモニウムクロリド、セタノール、アルキル(C12、14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCI、ステアリルジヒドロキシプロピルジモニウムオリゴ糖、アミノプロピルジメチコン、アルギニン、ステアルトリモニウムクロリド、ヒドロキシエチルウレア、PEG-90M、乳酸、ポリクオタニウム-11、レシチン、加水分解カラスムギタンパク、加水分解コラーゲン、チオタウリン、コンドロイチン硫酸Na、ローヤルゼリーエキス、オノニスエキス、褐藻エキス、紅藻エキス、シソエキス、セリシン、加水分解コンキオリン、緑藻エキス、イソプロパノール、エタノール、オクチルドデカノール、PG、クエン酸、クエン酸Na、BG、乳酸アンモニウム、シリカ、BHT、ソルビン酸K、フェノキシエタノール、安息香酸Na,香料
次に成分を見ていきます。
洗浄成分は、ラウレス硫酸Na、ココイルメチルタウリンタウリンNa、コカミドプロピルベタインの3つをベースとなっています。少し脱脂力が強めな印象のある構成で、とくにラウレス硫酸Naがあるのが残念なところ。
とはいえ、頭皮を保湿するといえば定番のグリチルリチン酸2Kを中心に、ローヤルゼリーエキス、オノニスエキス、褐藻エキス、紅藻エキス、シソエキス、緑藻エキス、など保湿する成分もきちんと構成されているので脱脂力が強いだけのシャンプーではないことが分かります。
トリートメントも同様に定番のコンディションニング効果のある成分を中心に、保湿剤もあるためちゃんと良いものな感じの構成になっています。
シャンプーにラウレス硫酸Naが構成されているため、脱脂力強めと予測できてしまい少し残念なシャンプーでもあります。資生堂の中だとルミノフォースの方が良さげな内容かなと判断しています。
ということで、資生堂独自の「アクアミックテクノロジー」がどんなものか、実際に使って様子を見ていきます。
目次に戻るシャンプーを実際に使用して効果を本音レビュー【香り・泡立ち・洗いごこち】
シャンプーの香り
実際にシャンプーを出してみると、乳酸系の香りがします。
具体的には「ヨーグルト」をイメージできるような、とにかく甘い香りです。少し強すぎるかなとも思いますがイヤな感じはないです。
シャンプーの泡立ち
泡立ちは良好。さしつかえない使用感の良さに加えて、
泡もキメ細かく、泡も大きく使いやすそう。
髪や頭皮への使用感
実際に洗ってみると、思っていた通りの脱脂力の強さを感じてしまいます。
頭皮には「つっぱり感」があり、髪も少しひっかかりやすさがでてしまいます。これは非常に残念。
一方でトリートメントの使用感は良好。
濃厚ですが余計なベタつきは一切なく、髪がまとまり、毛先はツルツルになってくれます。
レビューまとめ
- デザイン性の良さ
- 使用感がいい
- バランスがいい使い勝手の良さ
- 脱脂力が強い
- 保湿力が少し物足りない
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シャンプーの効果的な使い方
ここでのシャンプーのやり方は、キレイに洗髪してかつ髪への負担を減らすということに着眼しています。その上で、とくに重要となることがあります。
それは、「髪を優しく扱うということ」です。
もし、頭皮をスッキリさせるためや、よりキレイにするために、”ゴシゴシと洗ってる”という人がいたら、少し待ってください。
実は、シャンプーをゴシゴシしなくても汚れは簡単に落ちるものなのです。
「髪を優しく、丁寧に扱う」ことを意識していけば、必ず髪の負担は減り、結果として髪はキレイになっていきますので、チャレンジしていきましょう。
ブラッシング
シャンプー前に汚れを落として絡まりを防ぐ効果もあります。少し粗い大きめのブラシもしくは、クシでとかしてあげましょう。
流し(すすぎ)
- 髪はシャワーのお湯ですすぎましょう
- 髪よりも頭皮をかくようにしましょう
- 時間的には2〜3分程度
- トリートメントのすすぎ残しも、頭皮トラブルや髪の毛のダメージにつながるのでしっかりとすすぎ流しましょう。ここまでがしっかりとできるようになれば自宅でのヘアケアのレベルが一段階アップします。
- 最後に軽くブラッシングしてあげることで、水分もとれるだけでなく、お風呂上がりのタオルドライも楽になるのでおすすめ。
- 上を向いてシャワーを上➔下に流すようにして全体によくすすぐようにしましょう。
すすぎは約2〜3分前後を目安に指の腹でやさしくやってあげましょう。
よく汗をかいた後や、スタイリング剤がついてるなどの場合は、皮脂などの油分が邪魔してシャンプーがなかなか泡立ちません。ですが、髪の汚れの大半はこの流しだけでとれるといわれています。ほとんどの汚れはお湯のみで落ちるのです。
流しでは、しっかりと8割の汚れを落とし、残り2割をシャンプーで落としてあげるようなイメージが大切です。
シャンプーはしっかりと泡立てる
- シャンプー剤は手のひらで泡だててから髪につける
- 一気に出しすぎない
泡立てがしっかりしていれば、シャンプー中の髪の指通りがよくなり、髪への負担が軽減されます。
多くの人は、シャンプーをするときには、何も考えずに洗髪をしてしまいますが、髪というのはとても繊細でデリケートです。たとえば、髪に直接シャンプーをつけてしまうことによって、泡立てをする摩擦によって髪には負担になってしまいます。
シャンプーの泡立てをするときには、手の上にシャンプーが溢れない程度(100円玉量程度)を、手の上で円を描くようにして優しく、しっかりと泡立をしてから髪につけるようにしましょう。
定期的に空気をいれながら、円を描くようにしてあげると、泡が立ちやすくなるので実践してみてください。うまくいかない場合は洗顔用の泡立てネットを使って泡立てるのも効果的です。とても大きく優しくなります。
いい泡でシャンプーができるようになると、髪の毛や頭皮を綺麗な状態をキープしやすくなるだけでなく、ダメージ予防、トラブル予防になります。
シャンプーをする時は頭皮をメインに洗いましょう
実は、髪についている汚れなどは、あまりシャンプーは必要なくて、シャワーだけでとれてしまうのです。
シャンプーがもっとも必要になるのが、頭皮の汚れなのです。
頭皮をメインにシャンプーで洗って、髪は手ぐしを通す程度でも十分にキレイに洗えているのです。
- 髪は指を通す程度
- 頭皮はもみ洗い、こすり洗い
- 耳周りや首周りをよく洗いましょう
しかし、頭皮の皮脂がきちんと洗えていないことにより皮脂は酸化し過酸化脂質となります。これが頭皮の臭いの原因や、症状を放置していると、薄毛や抜け毛の原因にもなります。
髪が長い人ほど、洗い残しがあるので耳周りや顔まわりといった、洗いにくい部分もしっかりと洗ってあげましょう。
洗う時は指の腹の部分で洗う
頭皮を爪などで、傷つけてしまうと傷がついてしまって、さらに炎症をおこす恐れもあるので、指のはらの部分で洗うように心がけましょう。
頭皮も髪と同じく、とても繊細でデリケートになっていますので、優しく丁寧なシャンプーを心がけましょう。
トリートメントもやさしく丁寧に
水分により髪のキューティクルは開き、髪のすべりが悪くなるために摩擦がおきやすいので、トリートメントでキレイにしていきましょう。トリートメントをする時は、頭皮の根本付近の髪から毛先にかけて、手ぐしを通すようにしてトリートメントをつけましょう。ブラッシング用のクシもあれば完璧です。
さらに、両手のひらで優しく間に挟み、すべらすようにして整えてあげるのも効果的です。
最後のすすぎ
トリートメントのすすぎ残しも、頭皮トラブルや髪の毛のダメージにつながるのでしっかりとすすぎ流しましょう。ここまでがしっかりとできるようになれば自宅でのヘアケアのレベルが一段階アップします。
最後に軽くブラッシングしてあげることで、水分もとれるだけでなく、お風呂上がりのタオルドライも楽になるのでおすすめ。
バランスのとれたヘアケアシャンプー
シャンプーとしても使いやすく、髪質もバランスよく使える内容になっているので使い勝手のいいアイテムです。アクアインテンシブを全体的に見ると、バランスの良いシャンプー&トリートメントではあります。
が、平均並の数値にはなっているので格段におすすめできるアイテムではありません。
やはり脱脂力の強さに加えて、補修力や保水力の物足りなさが個人的には気になります。
個人的には、SHISEIDOのシャンプーの中ではあまりおすすめできないシリーズです。アクアミックテクノロジーも使用感から微妙な結論ということになりました。
良い感じにとらえると「バランスのとれたシャンプー」にはなりますが、SHISEIDOのシャンプーは全てにおいてバランスの良いものばかりなので、その中で比べると少し残念なアイテムにも感じます。
目次に戻るあとがき
この記事では、「アクアインテンシブ シャンプー&トリートメント」について書いています。
実際に使ってみてまとめると、バランスは良いもののもっと良いシャンプーはあるなという結論になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ご質問やご感想は、以下までお寄せください。