トライアルは毎日使ってもいい?!美容師が教えるシャンプーのお試しの使い方
シャンプーのトライアルセットって毎日違う種類を試してもいいのでしょうか。 前日のシャンプーの成分とかが残って比較がしづらくなるでしょうか。それとも、トライアル→いつものシャンプー→トライアル→いつものシャンプーを繰り返した方がいいのでしょうか?
こういった疑問についてお答えしていきます。
- トライアルシャンプーのおすすめの使い方
トライアルシャンプーを使い方って以外に知らない方が多いんですよね。
たまたま、たくさんもらったんだけど、連続で使ってもいいのかな?
こういったこともあり、上記の疑問と合わせてよく質問されます。
毎日、さまざまなシャンプーを使っている経験を活かしておすすめの使い方をお伝えしていきます
「トライアルシャンプー」とは?
まずは、”トライアルシャンプー”についてお話していきます。
トライアルとは、「お試し」という意味があります。
トライアルシャンプーは、消費者が製品を試すために設計された小容量のシャンプーです。これらは通常、2回から3回分の使用量があり、消費者が製品の効果を評価するのに十分な量です。トライアルシャンプーの選び方としては、自分の髪質や頭皮の状態に適したものを選ぶことが重要です。また、これらのシャンプーは適切に保存する必要があります。一般的には、涼しく乾燥した場所に保管し、開封後は速やかに使用することが推奨されます。
10mlのシャンプーは平均的に2回から3回の使用が可能で、使用する際の適量は髪の長さや質感によって異なります。男性の場合、髪が短いことが多いため、少量でも十分な場合があります。試供品が余った場合は、密封して保存し、なるべく早く使い切ることが望ましいです。
トライアルシャンプーを利用することで、消費者は製品を試し、自分に合ったシャンプーを見つけることができます。これにより、長期的にはコストの節約にもつながります。
- 髪との相性を確かめれる
- 匂いや香りをチェックできる
- 肌が荒れないか事前に確かめれる
- 口コミが本当か確認できる
「気になるシャンプーがあるけど、どうなんだろう…。」と、いう疑問を持っている人には、トライアルシャンプーがおすすめです。
トライアルシャンプーの「サイズ」としては…
おおよそのシャンプーのサイズを一覧にしてみました。
シャンプーサイズ一覧
- 50〜80ml(トライアル)
- 250〜300ml(小サイズ)
- 500〜600ml(大サイズ)
- 1000ml以上(詰替サイズ)
というようなシャンプーのサイズがあります。
シャンプーのサイズは、トライアルサイズから大容量の詰替サイズまで多岐にわたります。トライアルシャンプーは、主に50〜80mlの容量で、短期間の使用を想定しており、サッシ型やミニボトル型が一般的です。これらの小さいサイズのシャンプーは、新しい製品を試す際や短期旅行に最適です。
シャンプーの保存方法や使用量は重要なポイントです。適切な保存で製品の品質を保ち、適量を使用することで、髪への効果を最大化できます。男性や女性、髪質や髪の長さに応じてシャンプーの量を調整することが推奨されます。
シャンプー選びでは、髪質や個人のニーズに合わせた製品を選ぶことが重要です。トライアルシャンプーを利用することで、自分に合った製品を見つけやすくなります。
目次に戻る「トライアルシャンプー」の注意点
次に、トライアルシャンプーのおすすめの使い方についてお話させてもらいます。
美容師としては、シャンプーを頻繁に変えることは推奨されません。
から言うと、あまりシャンプーは変えすぎないほうがいいという考えです。
その理由としては、まずトライアルシャンプーの「デメリット」を知ることに直結します。
トライアルシャンプー、つまり「お試しサイズ」のシャンプーは、製品を試すための小さいサイズで、通常2〜3回の使用で使い切れます。トライアルシャンプーの主なデメリットには、使用感の判断が難しいこと、髪のまとまりや乾燥状態の変化が分かりにくいこと、製品の細かいスペックが把握しにくいことがあります。
トライアルシャンプーを使う際には、一つの製品を数回使用して、その効果をじっくりと評価することが重要です。また、髪の状態や頭皮の反応に注意を払いながら使用することで、自分に合った製品を見極めることができます。
トライアルシャンプーのデメリット
- 使用感が分かりづらい
- まとまりやすかったり、パサツイたりと分かりづらい
- 細かいスペックが分かりづらい
ということがデメリットにもなります。順番に見ていきましょう。
シャンプーの使用数はシンプルに足りない
そもそも、50〜80mlぐらいのサイズなので、女性のミディアムやロングヘアだとほんと2〜3回しか使うことができません。
トライアルシャンプー、特に50〜80mlのサイズは、女性のミディアムやロングヘアではわずか2〜3回の使用で終わります。このため、シャンプーの本当の良さや効果を短期間の使用で完全に理解することは難しいです。
実際には、シャンプーが効果を発揮する前に使い切ってしまい、製品に対して誤った判断を下すリスクがあります。
このような状況では、トライアルシャンプーを使用しての短期間の評価は慎重に行う必要があります。使用感や即時の効果だけでなく、長期的な髪への影響も考慮して製品を選ぶべきです。
トライアルシャンプーは製品の初期テストには適していますが、最終的な判断を下す前には、より長期間の使用やさらなる情報収集が推奨されます。
まとまりやすかったり、パサツイたりと分かりづらい
当然ながら、まとまりやすかったりもしたら、逆にパサツイたりもします。
トライアルシャンプーの使用には、髪がまとまりやすくなったり、逆にパサついたりするなど、様々な反応が見られることがあります。
これは、限られた回数での使用が、髪へのシャンプーの残り方やその効果に影響を与えるためです。その結果、シャンプーを頻繁に変えることで、髪への影響も変わりやすくなります。
これからも、特にトライアルサイズを使用する際には、髪の反応を注意深く観察し、適切な製品を選ぶことが重要です。髪の健康を維持するためには、長期的に見て自分の髪質に合ったシャンプーを使用することが推奨されます。
細かいスペックが分かりづらい
結局のところ、シャンプーのスペックが分かりづらくなって、頭皮トラブルが起こりやすくなりキッカケになります。
トライアルシャンプーは便利な手段でありながら、製品の細かいスペックや成分が理解しづらいという問題を抱えています。
このため、適切な情報がない状態での使用は、頭皮トラブルを引き起こす原因となりうるリスクがあります。また、トライアルサイズの使用だけでは、シャンプーの全体的な良さや効果を十分に把握することは難しいと考えられます。
トライアルシャンプーを使用する際には、シャンプーの成分や効果についての十分な情報を事前に収集することが重要です。また、製品選びでは、短期的な使用感だけでなく、長期的な髪や頭皮への影響も考慮に入れることが推奨されます。
目次に戻るシャンプーの良さを理解するには「トライアルシャンプーでは足りない」
では、最後にトライアルシャンプーのおすすめの使い方をお話していきます。
プロからすれば、シャンプーをコロコロと変えたい気持ちは分かりますが、ある程度一つはシャンプーを決めておくべきです。
トライアルシャンプーを使う時は、トライアル→トライアル→トライアル、といったような使い方ではなく、一つのシャンプーは必ず持っておき、その間でトライアルを使う程度にしておくべきです。
- 10〜20回程度は使う
- その後いつものシャンプーに戻す
- できれば250〜300ml(小サイズ)
大事になるのは、トライアルシャンプーはあくまでサンプル(お試し)程度であって、シャンプーの良さを理解するものではないということを理解しておくべきです。
トライアルシャンプーはその性質上、短期間で使い切ることが前提ですが、そのためにシャンプーの本質的な良さを完全に理解するには不十分です。これに対して、美容のプロとしては、一つのシャンプーを長期間使用し、その間にトライアル製品を試す程度に留めることを推奨します。
10〜20回程度の使用を通じて、小サイズのシャンプーで髪の状態をじっくり評価することが重要です。この方法により、シャンプーの真の効果や、頭皮や髪に対する影響をより正確に判断することができます。
よくある質問まとめ
あとがき
トライアルシャンプーのおすすめの使い方についてお話していみました。
女性はついつい新しいものに心奪われてしまいますが、あまりコロコロ変えないようにしましょう。
ドラッグストアや、美容室では、新商品など、どんどん発売されていきます。
「もっと良いものがあるのかな〜。」って、新しい商品に手を出してしまうと、逆に髪がまとまらない原因になってしまうかもしれません。
トライアルシャンプーばかり使うと、意外なトラブルを招くかもしれません。
- 10〜20回程度は使う
- その後いつものシャンプーに戻す
- できれば250〜300ml(小サイズ)
といったことを参考にしてもらうと間違いないと思います。
以上です。
参考になれば幸いです。