切れ毛を抑える対策6選!美容師が教える切れ毛の原因と直し方まとめ
この記事では、切れ毛の原因と対策や予防方法などを分かりやすくまとめています。
切れ毛の原因
切れ毛や枝毛は、髪の毛が切れてしまうことで発生します。一般的な原因として、ドライヤーやアイロンによる熱ダメージ、ブラッシングによる摩擦、髪を引っ張りすぎることなどが挙げられます。また、紫外線やパーマ、ヘアカラーなども髪の毛にダメージを与えることがあり、切れ毛や枝毛の原因となります。
また、ブラッシングやコーミングは、優しく行い、静電気が発生しないように注意することも大切です。
切れ毛の原因① | ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正などによるケミカルダメージ
ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正などによるケミカルダメージは、切れ毛や枝毛の原因となることがあります。これらの処理には、髪の毛の内部にあるコルテックスを傷つける薬剤が使用されます。そのため、毛先や髪の毛全体がパサついたり、枝毛ができたり、切れ毛が生じることがあります。
切れ毛の原因② | 日焼けなどによる紫外線ダメージ
切れ毛や枝毛の原因には、紫外線ダメージも挙げられます。紫外線は、髪の表面にあるキューティクルを傷つけ、髪の内部にあるコルテックスにダメージを与えます。その結果、髪の毛がパサついたり、切れ毛や枝毛ができたりすることがあります。
日焼けや紫外線ダメージを受けることを予防するためには、日焼け止めを使用することがおすすめです。また、帽子やキャップなどの小物を使うことでも紫外線をカットすることができます。
切れ毛の原因③ | ドライヤーやアイロンによる熱ダメージ
ヘアスタイルのアレンジやファッションに合わせたスタイリングには、ドライヤーやアイロンは欠かせません。しかし、その熱が髪の内部に入り込むことで熱ダメージを引き起こし、切れ毛や枝毛の原因となってしまいます。
ドライヤーやアイロンを使う際は、十分な保護をすることが必要です。使用する前には、ヘアケアやトリートメントなどで髪を保護し、アイロンやドライヤーの温度を下げて使用することが大切です。また、ドライヤーの使い方も重要です。ドライヤーを近づけ過ぎたり、強く乾かし過ぎたりすると、髪の水分を奪ってしまい、乾燥してパサついた状態になります。それによって髪が傷んでしまうこともあるため、ドライヤーの距離や風量にも注意が必要です。
切れ毛の原因④ | ブラッシングなどによる摩擦ダメージ
切れ毛はブラッシングなどによる髪の摩擦によって起こることがあります。髪は摩擦に弱く、ブラシやくしを使ったり、タオルで擦ったりすることで髪のキューティクルが剥がれたり、繊維が傷ついたりして、切れ毛や枝毛が発生することがあります。
また、ブラッシングをする際に静電気が起きることも切れ毛の原因となります。静電気は髪をパサつかせ、キューティクルを傷つけるため、切れ毛を引き起こす原因のひとつとなります。
これらの原因を防ぐためには、優しく髪を扱うことが大切です。髪を乾かす際には、ドライヤーの温度を下げたり、直接風を当てないようにするなど、熱ダメージを抑える工夫が必要です。また、ブラッシングをする際には、毛先から徐々に根元に向かってブラシをかけるようにし、静電気を起こさないようにするのがポイントです。
切れ毛と切れ毛の違いを
大きな方法としては「視診(みる)」「触診(さわる)」の2つになります。そんなのわかってるよって思うかもしれませんが、視診と触診にも方法があります。
ただみるだけ、ただ触るだけでは、違いを判断することができません。ということで、それぞれを具体的に話します。
切れ毛は髪の形状が均等なことが多い
通常の毛髪では、根本から毛先にかけて、少しずつ細くなっています。
逆に切れ毛の場合では、根本から髪の先端まで均等なままになっていることが非常に多いです。
- 髪をよく乾かす
- 浮いている髪の先端を持つ
- 少し引っ張り、髪をまっすぐにする
- 鏡でよく見ながら、髪が均等になっているかを確認
髪の形状を触る
視診と同じ内容に加えて、触診では根本から髪の先端にかけて「なぞる」ようにして、さわることで切れ毛かそうでないかを判断することができます。見ることで判断しづらい場合は、合わせて触って判断することができます。
美容師に頼んで確認してもらう
余談にはなりますが、みてもさわっても確認しづらいなら、美容室に行ったついでに美容師さんに確認してもらうのもありです。それほど手間のかかるものではありませんし、自分で見るよりも確実に判断してくれるでしょう。
美容師が教える切れ毛の対策や直し方
美容師がおすすめする、切れ毛の対策や直し方についてご紹介します。
切れ毛の原因は、ヘアカラーやパーマ、ブラッシングなどによる摩擦ダメージや、乾燥や紫外線などの外的要因が挙げられます。特に、髪の毛を乾かす際に使用するドライヤーやアイロンによる熱変性も切れ毛を引き起こしやすいです。
切れ毛を防ぐためには、洗いすぎを避け、シャンプーやトリートメントによる丁寧なヘアケアが重要です。また、ブラッシングの際には、ブラシの種類や使い方に注意しましょう。静電気を抑えるタイプのブラシや、木製のブラシを使用することで切れ毛を防止できます。
また、切れ毛ができてしまった場合は、補修効果のあるヘアトリートメントやヘアマスクを使用すると良いです。切れ毛が多い場合は、美容師に相談して、カットやヘアアレンジをすることも大切です。
切れ毛は、予防が一番です。毎日のヘアケアに気を配り、切れ毛を防止しましょう。いくつかの方法をより具体的にまとめるので、合わせて参考にしてください。
- ブラッシングを習慣にする
- シャンプーは優しく、ていねいに洗う
- インバス・アウトバスのトリートメントを習慣にする
- ドライヤーで乾かす
- ヘアアイロンなどを正しく使う
- ヘアオイルでキューティクルを整える
- ヘアスプレーなどスタイリング剤で髪のダメージ保護をする
1 シャンプーで切れ毛を予防する
シャンプーという大きなカテゴリでは、アミノ酸シャンプー・ベタイン系シャンプーをおすすめしています。それとは別にクレンジング用や脂性肌用にオレフィン系シャンプーなどもおすすめ。
とくに女性の頭皮地肌というのは、デリケートなので洗浄性が強いものを使っていると、乾燥させてしまい、健康な髪をつくりにくい頭皮にしてしまいます。
「髪や頭皮をダメージさせない」ために、刺激が低い洗浄成分を配合したシャンプーを選びましょう。
低刺激のアミノ酸シャンプー・ベタイン系シャンプー+キューティクルとCMC領域を補修する
- ラウレス-3カルボン酸Na(やや強めの洗浄性で爽快感がある)
- ラウロイルメチルアラニンNa(適度な洗浄性でバランス良し)
- ラウロイルアスパラギンNa(高い気泡・洗浄効果)
- ココイルグルタミン酸Na(低刺激で優しい)
- ココイルグリシンK(バランスの良い爽快感と低刺激な洗浄性)
- ココアンホ酢酸Na(安全性が高く、刺激を緩和させる)
- コカミドメチルMEA(起泡性・増泡性に優れている)
- ラウリルグルコシド(さっぱりとした洗浄性、起泡性がある)
それぞれ特性があるものの、優秀な洗浄成分です。ポイントになるのは、優し過ぎれば良いというわけではありません、あくまでも頭皮の状態に合わせる必要があります。
例えば、ベタインシャンプーといのはベタイン系の洗浄成分のみ配合されているシャンプーですが、非常に洗浄力がマイルドで優しすぎる傾向があり、逆に洗い足りない・皮脂や汚れが落ちきれていないというケースもあります。
洗浄性がマイルドで優しいベタイン系シャンプー
- コカミドプロピルベタイン
- ラウラミドプロピルベタイン
- ラルリルベタイン
- アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン
- ココアンホ酢酸Na
ベタイン系シャンプーというのは、非常に少ないです。大半のシャンプーではアミノ酸系洗浄成分やスルホン酸系のオレフィンなどと組み合わせるものばかりです。
ベタイン系の洗浄成分が多めに配合されているシャンプーは、髪や頭皮にもやさしくておすすめ。
なお、下の記事に切れ毛で悩む方におすすめのシャンプーをまとめているので、合わせて参考にしてください。
アウトバストリートメントで切れ毛を抑える
切れ毛にとって「髪を保護して水分量をあげる」これは重要なテーマになります。
なぜなら、切れ毛は髪の水分を補給することでデメリットを緩和することができるからです。
目的にあった保湿成分が配合されているか
成分と簡単に言っても、髪を補修する成分、しっとり潤う保湿成分、軽やか・しなやかな手触りにしてれくるコーティング成分・シリコーン成分、紫外線などのダメージから髪を保護する成分、など実にさまざまです。
これだけでも改善するに大きく近づきます。
手触りをなめらかにしたいなら、
- アルギニン
- グリセリン
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
ダメージが悩みの方は、
- 加水分解ケラチン
- 加水分解ヒアルロン酸
- 加水分解コラーゲン
- パンテノール
- ポリクオタニウム
摩擦・熱・紫外線から守りたい方は、
- 〇〇油
- 〇〇エキス
- シア脂
- γ-ドコサラクトン
などの成分が目安になります、自分の悩みに合わせたものを使うのが重要です。
ヘアマスクで切れ毛を抑える
ヘアマスクには、髪のダメージを直す(治す)というよりも、使うことによってダメージさせないという目的があります。
そもそも髪は一度ダメージになってしまうと、元通りのキレイな状態にすることができません。ですが、トリートメントといっても適当に選んでしまうと、髪質によっては相性が悪いケースもあるため、自分にあうものを選ぶ必要があります。
ダメージを守ってあげることで、コルテックス領域にある水分の流出を防ぐ効果があります。とはいえ、さまざまなダメージによって、髪内部が傷んでしまいます。これらのことからも、良いヘアマスクで大事な髪を保護する必要があります。結果としてダメージによる悪化を防ぐことに繋がります。
メンズにも効果的
ヘアケアに関して言えば、女性だけのものだと思われがちですが、メンズにも非常に効果的です。
あほげの原理としては、女性も男性も大差なく、最近のメンズスタイルではショートやミディアムなど、長めの髪型も増えてきています。つまりその分あほげもでやすく、このブログで紹介しているような対策は十分に効果があると言えます。
さらに、男性においてスタイリングで抑えるというのは定番でもありますが、実のところ根本自体は改善しておておらず、ヘアケアであほげを対策しつつ改善することが可能になります。
ヘアオイルで切れ毛を抑える
ヘアオイルは水分力が高く、またつけるムラも少ないアイテムです。つかいやすくツヤツヤの髪を簡単につくることができておすすめ。キューティクルを抑えるのにも効果的です。
髪を柔らかくする柔軟+保湿する成分が配合されているヘアオイルがおすすめ。
ドライヤーで切れ毛を抑える
スタイリング剤の使用や、ドライヤーの使用によってすでにある切れ毛を抑えることも可能です。ただしやり方を間違えると悪化することもあるので注意が必要です。
浮いてくる髪をブローによって直します。熱を入れることでツヤもでるし、まとまりも良くなります。ブラシで表面をなぞるようにしてブローしてあげることで切れ毛を直すことができます。
ドライヤー自体もスペックの高いアイテムが増えてきています。マイナスイオンなど髪自体の質感を変えるものもあります。
HOLISTICcures マグネットヘアプロ ドライヤーゼロ
引用 | Amazon
キュアクリスタルディフューザーゼロ加工
キュアクリスタルディフューザーゼロ加工は、数種類の天然鉱石やミネラルを独自配合しドライヤー内部に加工することでテラヘルツ波を放出。通常保つことが難しいとされている毛髪内部の水分を閉じ込め内側からのケアを可能にヘアドライヤー。
また、温度と風量を15通りにカスタマイズでき、速乾、ボリュームアップ・ダウン、髪の水分量アップ、頭皮ケア、キューティクル補修、スタイルキープなど、求める効果に合わせ選べるのも特徴。
機能 | 遠赤外線 |
温風温度 | 約120℃ |
消費電力 | 1400 W |
重量 | 約350g |
価格 | 29.700円 |
ストレートアイロンで切れ毛を抑える
ストレートアイロンを使うと、髪の表面が傷んでしまい逆効果になることもあるので多用することはできませんが、ここぞという時に役立ちます。またドライヤー同様にアイロンのプレートによっては髪の負担を減らすこともできます。
HAKKO アドストプレミアムDS
ヒートプレートデザインとスチームドレインで効率よくストレートに。美容院のサロン専売業務用ストレートヘアアイロン
ショートからロングにまで、使っている人の負担を最低限にまでしている使いやすいストレートアイロンです。操作性も効果も高いので使いやすいです。アイロンスタイリングが苦手だけど、くせ毛が強いって人にはおすすめのシリーズです。
プレート部分がアールになっているので、ストレートにしつつ、ナチュラルなストレートカールをつくることができる便利なストレートヘアアイロン。慣れてくると、かなり自由度の高いアイテムになります。
温度 | 60℃~180℃ |
重さ | 約290g |
サイズ | 25×90 |
プレート | アルミニウム・バイコートS |
価格 | 39,500円 |
あとがき
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