縮毛矯正の後はいつからシャンプーをして良いのか?夜はダメ?朝ならいい?
縮毛矯正とデジタルパーマをかけました。今日はシャンプーをなどはしてはいけないと言われましたが、明日の朝もダメなのでしょうか。また、入浴時に少し髪が濡れたことでパーマが落ちたようなのですが、スタイリング剤などで戻すことはできるのでしょうか。
こういった疑問にお答えしていきます。
縮毛矯正をしたことのある方なら一度は言われたことがあるのが、「今日の夜はシャンプーしないでください」のはず。
中では縮毛矯正の後のメンテンスとしてはセオリーになっていますが、実際のところ一般の方には意味不明。
「シャンプー?は?しちゃいけないの?いつならいいの?」
って、なるはずです。
[moveline color=”#ededa1″ sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]そこで今回の記事では、[move]縮毛矯正の後のシャンプーをしない方がいい理由といつからならしていいのかを解説[/move]しつつ、特徴なども分かりやすくお話していきます。[/moveline]
また、縮毛矯正の後につかう・ケアにおすすめのシャンプーは下の記事にまとめているので、合わせて参考にしてください。
縮毛矯正後のシャンプーは「いつから」なら良いのか?
そもそも縮毛矯正の後、すぐのシャンプーはなぜダメなのか?実は縮毛矯正に使われる「薬剤」がキーポイントになっています。
くせ毛をキレイなストレートヘアにする便利なメニューですが、ご自宅でのメンテンスはとても重要になるので、ぜひ参考にしてくださいね。
縮毛矯正で最も重要になるのは、ヘアアイロンを使用して髪をストレートヘアに仕上げていく熱処理です。
約180度(髪の状態に合わせて変える)のプレートで髪を挟み、髪をプレスして動きのあるくせ毛を矯正する技術。
髪を0.5〜1㎝ほどのパネルでアイロンしていくため、かなり強力なくせ毛もキレイなストレートヘアにすることが可能になります。詳しくは別記事にもしているので参考にしてくださいね。
それでは本題に入っていきます。
縮毛矯正のご自宅でのメンテンスとしては、
- 矯正後は48時間は控えるべき
- してはいけないという理由
- アミノ酸シャンプーがおすすめ
- 熱ダメージから保護する成分も見る
- シャンプーして効果が実感できないなら「お直し」するべし
深堀りしつつ、順番にお話していきます。
矯正後は1日(24時間)できれば2日(48時間)はしない方がいい
矯正後のシャンプーいつならいいのか、というと矯正の後24〜48時間は控えることをおすすめしています。
縮毛矯正後の髪はデリケートな状態になります。矯正の工程で髪内部の結合が変化し、再結合が完了するまでに時間がかかるため、髪が不安定な状態になります。
そのため、縮毛矯正した当日のシャンプーは避けることをおすすめします。最低でも縮毛矯正施術から1日経ってからシャンプーを行うことで、髪の状態を保ちやすくなります。美容師の視点からも、髪への負担を軽減するために、縮毛矯正後の1日はシャンプーを控えることが良いとされています。
実は縮毛矯正で使われる薬剤にはくせ毛をストレートにするために、強いパワーのあるアルカリ剤が含まれています。このアルカリ剤は髪の表面だけでなく時間を使って髪内部にしっかり浸透させています。
もちろんシャンプーをしたり、お湯すすぎでキレイに薬剤を取り除く作業はしていますが、このアルカリ剤は髪内部に浸透させると約48時間は髪内部に残留してしまうのです。
つまり、矯正をして48時間後ならいつシャンプーをしても良いということです。
シャンプーをしてはいけないという理由
ではなぜシャンプーをしてはいけないと言われるのか、薬剤の中に含まれるアルカリ剤とシャンプーのある成分の相性が悪いからです。
髪内部の残留アルカリとシャンプー剤に含まれる界面活性剤との相性は非常に悪く、髪のダメージソースになったり矯正も持ちを変える原因に。これが矯正の後のシャンプーを控えてくださいという理由です。
とはいえシャンプーをしていけないわけではありません。矯正のメニューや薬剤、サロンケアによってはアルカリ除去作用を施している可能性もあります。
さらにシャンプーをしてもすぐに矯正がとれるわけでもありませんし、ものすごく傷むわけでもありません。あくまでもセオリーに従っているだけでなので、どうしてもシャンプーをしたいっていう方はしても良いです。
縮毛矯正後シャンプーをする際の注意点
縮毛矯正後の髪はデリケートな状態にあるため、シャンプーをする際には次の5つのポイントに注意しましょう。
- 予洗いで汚れを落とす
- シャンプー前にお湯で髪を優しく洗い、汚れを落としましょう。
- 優しく洗う
- シャンプーをする際は指の腹でマッサージするように優しく洗い、髪や頭皮へのダメージを抑えましょう。
- 完全に乾かす
- シャンプー後は髪が濡れている状態がダメージを受けやすいため、しっかりと乾かしましょう。
- 優しいシャンプーを選ぶ
- 刺激の少ない、洗浄力の優しいシャンプーを使用しましょう。アミノ酸系・ベタイン系がおすすめです。
- トリートメントで仕上げる
- シャンプー後はトリートメントで保湿や補修を行い、美しい髪を維持しましょう。また、アウトバストリートメントも活用して効果を高めましょう。
これらのポイントを守ることで、縮毛矯正後の髪を健康に保ち、美髪を維持できるはずです。
目次に戻る縮毛矯正をした髪におすすめシャンプー!美容師が考える選ぶポイント
シャンプーとは本来、髪や頭皮を洗い、清潔にするためのアイテムという認識でしたが、最近のシャンプーに求められるものは、それだけではありません。
ある程度の目安となるものを知っておく必要があります。
縮毛矯正におすすめとなる基準は、
- 低刺激の洗浄成分のアミノ酸シャンプー
- 熱ダメージから守る保湿&補修成分
- 悩みに合わせてノンシリコンシャンプー
選ぶと良いです。具体的に解説します。
POINT 01.矯正で傷んだ髪には低刺激のアミノ酸・ベタイン系シャンプー
シャンプーという大きなカテゴリでは、アミノ酸シャンプー・ベタイン系シャンプーをおすすめしています。それとは別にクレンジング用や脂性肌用にオレフィン系シャンプーなどもおすすめ。
とくに女性の頭皮地肌というのは、デリケートなので洗浄性が強いものを使っていると、乾燥させてしまい、健康な髪をつくりにくい頭皮にしてしまいます。
バランスとれたアミノ酸シャンプー
- ラウレス-3カルボン酸Na(やや強めの洗浄性で爽快感がある)
- ラウロイルメチルアラニンNa(適度な洗浄性でバランス良し)
- ラウロイルアスパラギンNa(高い気泡・洗浄効果)
- ココイルグルタミン酸Na(低刺激で優しい)
- ココイルグリシンK(バランスの良い爽快感と低刺激な洗浄性)
- ココアンホ酢酸Na(安全性が高く、刺激を緩和させる)
- コカミドメチルMEA(起泡性・増泡性に優れている)
- ラウリルグルコシド(さっぱりとした洗浄性、起泡性がある)
ほかにも
ほどよい洗浄性とマイルドさがあるアミノ酸シャンプーはバランスがとれた種類です。とくにメイン使いにおすすめ。基本的には良いシャンプーにはどれかが配合されています。
洗浄性がマイルドで優しいベタイン系シャンプー
- コカミドプロピルベタイン
- ラウラミドプロピルベタイン
- ラルリルベタイン
- アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン
- ココアンホ酢酸Na
ベビーシャンプーにメインに配合されているぐらい優しくてマイルドな洗浄成分がベタイン系洗浄成分。ベタイン系シャンプーというのは、非常に少ないです。大半のシャンプーではアミノ酸系洗浄成分やスルホン酸系のオレフィンなどと組み合わせるものばかりです。
ベタイン系の洗浄成分が多めに配合されているシャンプーは、髪や頭皮にもやさしくておすすめ。
適度な洗浄性と爽快な洗いごこちのオレフィン系シャンプー
- オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
- スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na
洗浄性が強めで、汚れや皮脂を取り除いてくれるだけでなく、爽快な洗いごこちがある種類。
アミノ酸やベタイン系シャンプーで洗い足りない時に使うのがおすすめ。クレンジング用や二度洗いに効果的で、脂漏性やオイリー肌が気になる方・アミノ酸やベタイン系シャンプーのサブとしても活躍するシャンプー。
それぞれ特性があるものの、優秀な洗浄成分です。ポイントになるのは、優し過ぎれば良いというわけではありません、あくまでも頭皮の状態に合わせる必要があります。
頭皮のかゆみがある人は硫酸系シャンプーは注意
髪質や状態、頭皮地肌によっては相性の良いシャンプーは違います。そのため、シャンプーの良し悪しは人によって違ってきます。ですが実際に使用してみて、これは「使ってはいけない・買ってはいけないシャンプー」というのがありました。具体的には、洗浄力が強い洗浄成分(ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Na・石けん素地)が配合されているシャンプーです。
とくに市販品によく見られるものです。別記事にまとめているので参考にしてください。
POINT 02.矯正を長持ちさせるならダメージから保護する成分もポイント
成分と簡単に言っても、髪を補修する成分、しっとり潤う保湿成分、軽やか・しなやかな手触りにしてれくるコーティング成分・シリコーン成分、紫外線などのダメージから髪を保護する成分、など実にさまざまです。
シャンプーやトリートメントなどの化粧品には、全成分を記載することが義務づけられているため、ボトルか外箱で確認することができるので、使う前に確認します。
熱のダメージから保護させる、とは言い方を変えれば、高い保湿力・保水力をもった成分が配合されているシャンプーです。髪をキレイにすることによって、熱のダメージから保護することにも繋がります。
縮毛矯正している方は、ドライヤーやストレートアイロンを使うため、熱ダメージによる傷みが気になるという悩みが多く、そんな縮毛矯正の方には、髪に保湿&補修成分が配合されているシャンプーがおすすめです。
とくに、おすすめの成分としては、
- 加水分解シルク
- 加水分解コラーゲン
- 加水分解ケラチン
- セラミド
- ヒアルロン酸
- パンテノール
- γ-ドコサラクトン
などが非常に効果的です。
手触りをなめらかにしたいなら、
- アルギニン
- グリセリン
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
ダメージが悩みの方は、
- 加水分解ケラチン
- 加水分解ヒアルロン酸
- 加水分解コラーゲン
- パンテノール
- ポリクオタニウム
摩擦・熱・紫外線から守りたい方は、
- 〇〇油
- 〇〇エキス
- シア脂
- γ-ドコサラクトン
などの成分が目安になります、自分の悩みに合わせたものを使うのが重要です。
デリケートな肌にはノンシリコン・髪をキレイにしたいならシリコーンを選ぶ
これは、やや個人的な考えにはなりますが、シリコーン成分が配合されているよりも、ノンシリコンシャンプーの方がサラサラの質感になりやすいです。
シリコーン成分では、髪をキレイにしてくれる効果があるものの、しっとりしすぎてベタつくこともあるため、細毛や猫っ毛などの髪質の場合はノンシリコンシャンプーの方が断然おすすめ。
泡立ちの良さも重要!
泡立ちの良いシャンプーも重要です。
- 泡立ちの大きさ
- 泡の優しさ
- クリーミィな泡かどうか
ここで紹介しているシャンプーに泡立ちの悪いものはありませんが、泡立ちが微妙なシャンプーでは、コストが余計にかかってしまったり、髪や頭皮への摩擦ダメージが増えたりもします。
できるだけ泡立ちの良さもチェックしましょう。
香りの種類を選ぶ
香りの種類も毎日使うシャンプーの大事なポイント。
- フローラル
- 柑橘・フルーツ
- ハーブ
- サボン
香りは4つの種類から選びます。それぞれ特徴がありますが、柑橘・フルーツかサボンの香りがとくに人気です。香りが苦手な方はサボンがおすすめ。
おすすめシャンプーLaSana PREMIOR シャンプー
製品名 | PREMIOR |
商品区分 | シャンプー |
容量 | 130ml |
主な洗浄成分 | ココイルグルタミン酸TEA、ココイルアラニンTEA、ココイルグリシンK |
香り | アロマティックフローラル |
メーカー | Lasana |
ダメージヘアや頭皮を保湿・洗いながら髪をケアするアミノ酸シャンプー
「アミノ酸系洗浄成分」とフランス・ブルターニュ産「海泥」の力でダメージの蓄積した髪をいたわりながら洗い、頭皮に詰まった皮脂汚れを吸着し取り除きます。
浸透補修なめらか成分(イソステアロイル加水分解コラーゲン・スクワラン)によって、髪にツヤを与え、保水性も高いため乾燥によるパサつき、うねりをコントロールしやすくなります。
さらに毛髪内部に浸透し、キューティクルをなめらかにしてくれます。
- 静電気・髪のパサつきが気になる
- 髪のうねりや広がりが気になる
- 頭皮の乾燥・ベタつき・ニオイが気になる
- カラーやパーマによる髪のダメージが気になる
- 髪の悩みが慢性化している
- 香りにこだわって選びたい
プレミオールシャンプーは、結論からいうとコスパが最強のシャンプーです!初回限定ではありますが、20日間がっつり使えるトライアルセットが超破格なので、とりあえずおすすめできるアイテムです!
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あとがき
この記事では、「縮毛矯正後のシャンプーはいつからすべきなのか?(プラスアルファ)」について書きました。
ぼくも縮毛矯正をした後は「48時間はシャンプーを我慢した方が良いけど、我慢できないのならシャンプーしてもいいですよ」と伝えています。
正直なところ48時間、シャンプーをしないとうのは我慢できる人もいるかもしれませんが、個人的には無理だと思います。なのでそのあたりあまり気にしない方がいいですよ。
シャンプーを我慢したいけど、でも清潔にしたいという方は、
- よくお湯ですすぐ
- シャンプーをせずにトリートメントだけにする
- またしっかりとすすぐ
- キチンと乾かす
これだけでも全然清潔になるし、爽快感もあります。これで我慢しやすくなって良いかもです。