「縮毛矯正をした後のトリートメントはいつから大丈夫か?」美容師がよくある疑問を分かりやすく解説
1〜2日洗ってはいけないのに縮毛矯正してすぐトリートメントって大丈夫なんですか?回答よろしくお願いします
こういった疑問にお答えしていきます。
縮毛矯正後のトリートメントの疑問の解説
「縮毛矯正をした後にシャンプーをしないでください」
矯正をした方なら一度は言われたことがある言葉のはず。
シャンプーの中に含まれる洗浄成分が矯正したばかりのデリケートな髪には刺激が強くなるために、セオリーのようなものです。
しかし、シャンプーはダメだけど、トリートメントはダメじゃないの?と疑問を持つ人は実は少なくはありません。
そこで今回の記事では、縮毛矯正の後にトリートメントをする矛盾を感じている方のために矯正の後にシャンプーがなぜダメなのか、そしてトリートメントは?ということについて美容師が分かりやすくお話していきます。
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縮毛矯正の後にシャンプーがいけない理由
まずは、なぜ縮毛矯正の後はシャンプーをしない方がいいのかお話します。
普段、矯正されている方はぜひ復習していってくださいね。
最近のシャンプーは進化しているため、かなり優しいものになっています。
とはいえ、汚れをとるために様々な成分で構成されています。もともとは頭皮を清潔に保つためのアイテムなので当然です。
何が言いたいかというと、頭皮の汚れをキレイにするためのパワーが矯正後の不安定状態の髪にダメージの原因になります。
縮毛矯正後は髪がデリケートになっている
そもそも、なぜ矯正の後にシャンプーをしてはいけないのかというと、矯正の後の髪はとてもデリケートな状態になっているからです。
矯正を超シンプルに説明すると、薬剤で髪のpH(ペーハー)を強制的にアルカリ性に寄せ髪の中にある結合の切断します。
その後にヘアアイロンで熱処理にて髪を真直ぐにして、再び薬剤で切断した結合を繋ぎ合わせ、アルカリ性に寄せた髪を再び酸性に寄せていくという技術です。
つまり、髪にはかなりの負担になるために、矯正がした髪はキレイには見えていますが、実はとてもデリケートで不安定な状態になっています。
- 摩擦が起こりやすくなる
- 濡らすことでキューティクルが開きダメージに繋がりやすい
- ドライヤーをかけないといけない
髪を濡らすことによって、表面にあるキューティクルという皮のようなものが開くようになります。
このキューティクルは乾かすなど、熱処理を行うことによって閉じてくれて髪を守ってくれたり、髪の水分を逃さないようにしくれる役割がありますが、
不安定な矯正後の髪を、より不安定にさせてしまいます。
サロンケアは全く問題はない
サロンケアとは、美容室でされるサロントリートメントです。
矯正の後にトリートメントを提案されることもあるはずですが、これは全く問題はありません。
サロンケアでは、矯正の後に残留している薬剤を除去してくれるものがほとんどです。
そのためダメージを減らすならすべきです。
しかも、髪をさまざまなダメージ的要因から守る役割もいいので、する機会があるのなら積極的にすべきだと考えています。
とはいえ、ここまでお話してみると我慢我慢ばかりの話になっていますが、実際には自分のラインを引いて決めるのが一番だと考えいています。
シャンプーはしたいけど、できるだけ危険だと言われることはしたくない、というのが本音です。
- 48時間濡らさすこともせず我慢する
- 1日我慢して2日目からトリートメントをする
- 1日1回濡らしてトリートメントだけする
- 1日だけ我慢して2日目からシャンプーをする
- 1日目からシャンプーをする
この5つです。上から順にリスクが大きくなります。
結局のところ、してもとれるわけでもないので、矯正の持ちを少しでもよくしたい、ダメージにしたくない、という想いとのパワーバランスで決めると良いでしょう。
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あとがき
矯正後にするシャンプーとトリートメントの違いについてお話してみました。
シャンプーは極力控えた方がいいですが、トリートメントは全く控える必要はなくむしろしてあげるべきヘアケアです。
- 基本的には48時間は髪は丁寧に扱う
- 自宅でのシャンプーは基本的に控える
- 自宅でのトリートメントはしても問題はない
- とはいえ、極力しない方がいい
- 濡らすことに付属的なダメージが問題
- サロンケアは積極的にしたほうがいい
実際のところ、シャンプーはしたところで矯正がとれるというようなことはありません。
しかし、数ヶ月後の矯正の持ちが大きく変わります。
つまり、シャンプーはしてもいいけど、しない方が矯正の持ちが大きく変わるということです。しかし、トリートメントには全くそういった成分は入っていないので、安心して使ってください。
と、言いたいところですが、実は濡らすこと自体は控えた方が良いです。
とはいえ、これは極論です。
我慢できるか、我慢できないか、は人それぞれなのでその辺りはお好みでということになります。