美容師が教える指先に使える絆創膏の貼り方

手荒れの時におすすめする絆創膏の貼り方
美容師をしていると、頭を悩ますことが多い手荒れ問題。
季節による乾燥の手荒れや、1年中手荒れや手湿疹の方は、症状が悪化するとパックリと皮膚が割れてしまうことがあります。
1~2箇所ならまだしも、多い人は10箇所以上も割れて傷みや痒みが伴います。そうなると日常生活にも支障をきたす厄介な存在になります。
傷が開かないようにと絆創膏を貼る方も多いと思いますが、割れた箇所が多い場合や炎症を起こしている場合に絆創膏を貼るとかぶれて悪化する事があります。
そこで今回の記事では、おすすめ絆創膏(ばんそうこう)知識についてまとめてみました。
手荒れや手湿疹の人が絆創膏は大丈夫?

まずは、絆創膏(ばんそうこう)についてお話していきます。

よく「絆創膏をすると手荒れがひどくなる?」という質問をいただいきます。
正直なところ、手荒れや手湿疹の人が、絆創膏を貼るのはあまり望ましくないと思います。
傷を保護する目的で絆創膏を貼るものの、粘着面と接している部分がかぶれて炎症を起こし痒みがでることによって、手荒は悪化する一方です。
重度な手荒れの症状がでている場合は、一度手荒れが起きれば治りにくく、症状が広がり強い痒みがでる可能性があります。
そのほかにも絆創膏が悪影響になる場合もあります。
- 手荒れ
- アレルギー
- 雑菌
- 剥離
これらのことが原因になります。
アレルギーによるかぶれ
手荒れが治りにくい人は、アレルギー体質の人が多いと言われています。皮膚の表皮にある皮脂や天然保湿因子、角質細胞が低下することによって、乾燥しやすくなります。
絆創膏の粘着性部分が乾燥している肌に、刺激となりかぶれることがあります。
雑菌によるかぶれ
絆創膏は通気性が悪く、汗や水(お湯)を使うことで蒸れることがあります。蒸れることにより細菌が繁殖し、炎症や痒みを発症し手荒れになります。
剥離(はくり)によるかぶれ
絆創膏の粘着部分の剥離によって皮膚の表皮を一緒に剥がしてしまい、炎症を広げてしまうことがあります。
これらの事から本来であれば絆創膏はおすすめできるものではありせん、というのもやはり絆創膏で悪化させている人を多く見るからです。
- 絆創膏は極力控えた方がいい
- 割れたような傷にはすべき
- メリットもあればデメリットもある
全体的に、傷や荒れ方によっては、改善に大きな役割がありますので、注意が必要になります。
手荒れが悪化すれば必需品ともなる絆創膏。
そんな絆創膏も使い方を工夫することによって効果的に使いこなせるようになります、色々とまとめてみました。
目次に戻る手荒れにおすすめ絆創膏の貼り方について

次に、手荒れの際におすすめとなる貼り方についてお話します。

上手く参考にしてもらうと、手荒れを改善させることができます。
上記のことを踏まえても、手荒れの症状が悪化すると絆創膏は必須となります。そのため貼り方には繊細に注意をしましょう。
基本的には作業毎に張り替えるようにしてください。やはり絆創膏は通気性が悪く蒸れやすいものです。作業毎か2〜3時間に一度は張り替えるようにすると、手荒れの症状は回復していくと思います。
そのほかに注意すべきことについてもお話します。
手を保湿&プロテクトする
何よりもハンドクリームでプロテクトをする必要があります。乾燥が原因となる手荒れには保湿による対策をしてから絆創膏を貼るようにしましょう。
ハンドクリーム選ぶ際は、セラミドよりも粒子が細かい「ナノセラミド」が配合されているハンドクリームをチョイスしましょう。
こういった化粧品を購入する際は、まずセラミドの種類をしっかりと見極めることからはじめることが大切になります。
中には疑似セラミドや植物性セラミドが含まれている場合もあるので、こういった種類のセラミドが含まれている化粧品は避けた方が良いとされています。
剥がれにくい絆創膏の貼り方

剥がれにくい絆創膏の貼り方を写真付きでお伝えします。

このように絆創膏に切れ目を入れておくと、ズレが少なくて剥がれにくくなります。その後は切ってある部分を交差するようにして貼ります。

さらに、交差させることによって、剥がれにくくなってくれます。さらに切っているために粘着面が少ないので外しやすく、手荒れ対策にバッチリです。


最も剥がれやすいけども必要になる指先にも使えます。手荒れは指先からでますからね。
このやり方を知っておけば色んな場所に絆創膏を貼ることができます。
この貼り方は手荒れだけでなく切り傷などにも使える万能の貼り方です。
ちなみにおすすめの絆創膏はこちらで、万能の絆創膏です。
目次に戻るあとがき

手荒れの時に使える絆創膏(ばんそうこう)の使い方についてお話しました。

指のような貼りにくい、剥がれやすい部分に使えるので、試してくださいね。
- 2〜3時間毎に張り替えるようにすること
- ハンドクリームで保湿&プロテクト
- 絆創膏の貼り方にも工夫をする
このようにして、絆創膏を使いこなして手荒れをやっつけましょう。少しでもたくさんの手荒れで悩む人の助けになればと思います。